マンスリーマンションを探す前に知っておきたい!5つの誤解

「マンスリーマンションは壁が薄いから音漏れがひどい」「隣の部屋の人とトラブルが多そう・・・」

長期出張や一人暮らしのお試し住みなどで、短期間だけ暮らす場所をどこにしようか悩んでいませんか。マンスリーマンションについてのさまざまな噂が飛び交い、マイナスイメージを持つ方も少なくありません。

今回はお部屋選びの前に知っておきたい、マンスリーマンションへの誤解を詳しく解説します。良くないというイメージから、お部屋選びの候補から外してしまうのは、せっかくの素敵な物件に出会うチャンスを逃すことになるかもしれません。どのような誤解があり、その実情を知ったうえでお部屋探しをしましょう。

マンスリーマンションの良くない印象からくる誤解

なぜ、「マンスリーマンションは良くない」とイメージが付いてしまっているのでしょうか。先行イメージからくる誤解のために、マンスリーマンションを検討から外している方も多いことでしょう。

家具家電付きの賃貸物件を取り扱う不動産会社のなかで、建物の構造に問題があると指摘を受けた事例が過去にあります。2018年に発覚した事件では、1996年~2009年に建てられた施工物件の一部が建築基準法に違反していました。新聞などのメディアで多数報道されることで、「家具家電付きの賃貸物件=マンスリーマンションは良くない」というイメージが広がる一因となりました。

繰り返しの報道で、家具付きのマンション自体にマイナスイメージが付きました。またそこからさらに口コミやSNSで話に尾ひれが付き、室内環境も悪いイメージが持たれるように。そのような経緯で、利用したことがなくても良くないイメージを持ってる方が多いのでしょう。

しかし勿論、マンスリーマンションのすべてが悪いものではありません。まずは建物の構造や室内設備、周辺環境について思われがちな誤解を解いていきませんか。

誤解①物件の構造や安全性

まず物件の構造についてのよくある誤解についてご紹介します。そもそもマンスリーマンションと通常の賃貸物件は、物件自体に違いはありません。しかし構造について多くの誤解を受けているのです。

物件構造の質が良くない?

築年数の古い物件が多く、住まいとしての質が低そうと思われている方はいることでしょう。「マンスリーマンションだからもしものときが不安・・・」と考えていませんか。「マンスリーマンションだからボロボロの建物を使っている」ということはありません。そもそもマンスリーマンションと通常の賃貸物件の建物は、同じものです。

貸し出す際の契約スタイルの違いで、「通常の賃貸」と「マンスリーマンション」が区別されているとイメージしてみてください。そのため、マンスリーマンションの物件と、賃貸物件が1つの建物内に共存している場合もあります。このことから、マンスリーマンションだから構造の質に問題があるとは言えませんよね。通常の賃貸物件で新築があるように、マンスリーマンションで新築の綺麗な物件も当然あります。

構造についても、人が住む場所なので国が定める建築基準法に則って正しく建てられています。悪いイメージが大きく先行していますが、安全性が確保された住まいなのです。

通常の賃貸物件でも木造や鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄筋鉄骨コンクリート造(SRC造)などの工法の違いはありますよね。その違いはマンスリーマンションでも同じです。静音性を重視する方は、RC造やSRC造を選ぶと良いでしょう。防音性能が高いので部屋の外からの音や室内からの音漏れ対策に繋がりますよ。近隣との揉めごとが不安な方は、管理会社に過去の騒音トラブルについて聞いてみるのも1つの方法です。

セキュリティ対策が甘い?

セキュリティ対策の甘さをマンスリーマンションの懸念点に挙げる方もいます。しかし「賃貸物件だからきちんと対策をしている」「マンスリーマンションだからセキュリティ対策が甘い」とは一概に言い切れるものではありません。

24時間稼働の防犯カメラやオートロック機能付きのお部屋もあり、初めての一人暮らしの方や女性の方にはピッタリの設備でしょう。不在が多い方に嬉しい宅配ボックス付きのところもありますよ。宅配ボックスは防犯面から「ドアを開けて直接荷物を受け取りたくない」と言う方にも人気です。

マンスリーマンションが危険なのではなく、単純に古い物件ほどセキュリティが甘い、と覚えておくのがよいでしょう。

誤解②室内や周辺環境

マンスリーマンションで誤解されやすいポイントは、室内環境や周辺の様子もあります。どのようなことが誤解されやすいのかを詳しくみていきましょう。自分に合った条件の室内や周辺環境を選ぶことが重要です。もし気になる点がある場合は、多数の物件を取り扱う会社で探すことが効率的でおすすめです。

部屋が汚い?

「クリーニング費用が含まれた料金のわりに、清掃が不十分そう」という先入観をよく持たれます。マンスリーマンションは、住む期間が1ヶ月程度の方もいれば、半年や1年といった長期で暮らす方もいるものです。契約期間が異なれば、長く住むほど汚れが溜まりやすいでしょう。

一般的な賃貸であれば、殆どの方が長期間住むので、清掃が徹底的に行われます。しかしマンスリーマンションは短期利用も多いので、残念ながら清掃面でコストを抑える会社も一部にあります。そのような会社の物件を利用した方が「マンスリーマンションは汚い」というイメージを持ちやすいのでしょう。

モチロンそのような会社は一部で、管理会社によってはホテルのような仕上がりを目指し、数百のチェック項目を作って清掃を行っているところもあります。申込前にホームページで清掃に力を入れているか、チェックしておくのもよいでしょう。

またその他の対策としてなるべく新築を選ぶ、室内の写真をチェックする、内見で実際に見るなどがあります。できる限り、入居前の現状を自分の目で確かめるようにしてくださいね。どがあります。できる限り、入居前の現状を自分の目で確かめるようにしてくださいね。

室内設備が古い?

室内設備が古そうという心配をする方も多いことでしょう。「年代を感じさせるような家具家電が付いていそう」「とりあえず家具家電があれば良いと不動産会が思っていそう」などとマイナスの考えを持っていませんか。確かに通常の賃貸では全室が埋まらない場合に、家具家電などの付加価値をつけて売り出すケースが多いのも事実です。

しかし築浅の物件であれば、共用設備や家電なども新しいものが多く、基本的には問題ありません。また家電のクリーニングや動作チェックも定期的に行われているので、入居時には清潔に利用できます。

なお備え付けの家具家電の場合、故障時の対応も気になるところではないでしょうか。もし入居中に壊れても、新しく購入してもらえたり交換してもらえたりするケースがあります。故障時の対応については、契約内容を事前に確認しましょう。家具家電の区分が「設備」の場合は、費用の負担なく修理や交換をしてもらえます。もし契約書に「貸与」などと書かれてあったケースでは、修理費は契約者の負担です。念のため、注意しておきましょう。

ネット環境が整っていない?

ネット環境に不安を覚える方もいますよね。マンスリーマンションだからと言って特に悪いというものではありません。普通の賃貸と同様にマンスリーマンションでは、インターネット回線付きの物件もあります。ただ2023年時点では全体的な傾向を見てみると「固定のインターネット回線」はついてない物件も多い印象です。

2020年頃から流行した新型コロナウイルスの影響を受けて、テレワークやオンライン学習が世間に広く普及しました。また動画配信サービスの充実もあり、インターネットの利用が公私ともに多い方は、引っ越し前にしっかり確認してください。

「高速光インターネット完備」「インターネット使い放題」と明記した部屋もあります。完備されたお部屋を見つけても、契約プランによっては利用に問題があるかもしれません。接続スピードにどの程度かなど、インターネットの契約内容も事前にチェックしておくと安心でしょう。

近隣住民とトラブルが多そう?

手軽に住める印象から、「マンスリーマンションに住むと近隣住民とトラブルが多そう」と不安に思っていませんか。マンスリーマンションの契約時には、身分証明になる書類の提出をしています。そのため、トラブルばかりを起こすような問題がある人に出会う可能性は、かなり低いでしょう。

しかし人と人との付き合いのため、何か困るような出来事が起こることも。近隣住民とのことで悩みが生じた場合は、管理会社に連絡してください。直接、解決しようと働きかけるより間に管理会社を挟むことでスムーズに物事が進むでしょう。

マンスリーマンションを検討した人が持ちやすい誤解

続いては、マンスリーマンションで契約を検討した方が持ちやすい誤解についてご紹介します。「ウィークリーマンション」「マンスリーマンション」という言葉からくるイメージで契約内容について思い込んでいる部分があるのです。

たとえば、週単位や月単位といった決まった期間でしか契約できないと思っていませんか。管理会社に問い合わせてみると、融通が利くケースも多く「マンスリーマンションだから、こう決まっている」とは言い切れないものです。気がかりに思うことは、管理会社に尋ねてみましょう。通常の賃貸物件よりも臨機応変な対応ができるかもしれませんよ。

誤解③契約に関するもの

マンスリーマンションのお部屋を契約する時に勘違いしやすいポイントを4つご紹介します。通常の賃貸物件と共通する部分もありますが、マンスリーマンション特有の契約スタイルが影響しているところも。契約前にポイントを押さえておきましょう。

申込の当日入居はできない?

マンスリーマンションのWebサイトに記載の「即日入居可」の文字。どのマンスリーマンションも、申し込みの当日に入居できると思っていませんか。即日入居が可能な会社は多いですが、「すべて即日入居できる物件ばかり」という意味ではない点に注意してください。もし満室の物件しかなかった場合、即日入居が可能な会社でも、申し込み当日の入居はできません。また空室の部屋なら、「無条件で即日入居できる」という意味ではないことも把握しておきましょう。

前に住んでいた人が退去したあとに、クリーニングや室内設備に不具合がないかチェックをおこないます。次の入居者が住むまでにやるべきことを終えたあとの空室は、入居可能です。そのため、前の退去者が出ていってから数日たった部屋は即日入居の対象となるケースが多いでしょう。

即日入居できるお部屋を見つけるには、Webサイトの特集ページがおすすめです。多数の物件を保有する大きな会社の場合「即日入居できる物件コーナー」のようにわかりやすくまとめられている可能性があります。

内見ができない?

「マンスリーマンションは内見ができない」と耳にした方も多いのではないでしょうか。確かに、通常の賃貸物件ではできる内見もマンスリーマンションではできないケースが多々あります。しかしすべて内見が不可というわけではないため、安心してくださいね。即日入居の条件と同じように、空き部屋があれば内見できる可能性があります。実際に「入居前に物件の様子を見てみたい」と希望される方は、少なくありません。

マンスリーマンションは、通常の賃貸物件とは異なり、家具家電が備え付けられている点が魅力のお部屋です。たとえ数ヶ月間しかそこで暮らさないとしても、自分が使うものですよね。そのためどのような家具家電があり、備品には何が含まれているのかなどを実際に自分の目でチェックすることをおすすめします。入居後のギャップをなくすために、ぜひ管理会社に内見ができるかどうかを問い合わせてみましょう。

間取り図で確認していても、内見してみると「思っていたより狭い」「家事動線が悪そう」「外からの騒音が気になる」などのようなことに、改めて気づかされることもあるでしょう。備え付けの家具家電の詳細についても内見時に確認できます。内見ができた際は、周辺環境も合わせて確認してください。最寄り駅までの距離、飲食店やスーパーの充実度などを見ておきましょう。

内見は大切とは言っても、空き部屋がなかったり時間の都合がつかなかったりということもありますよね。管理会社によっては、室内の様子を動画で公開しているところもあるので、ぜひ活用しましょう。写真で見るより、リアルに状態をチェックできますよ。

無職だと契約できない?

通常の賃貸物件では、無職の方が契約をするのはとてもハードルが高いと言われています。安定した家賃支払いが難しいと判断されるため、審査に落ちてしまうケースが見受けられます。物件を保有する大家さんとしても、家賃滞納のリスクをできる限り抑えたいため、審査を厳しくしているのです。

しかしマンスリーマンションの場合は審査基準がそれほど厳しくありません。無職でもそれほど契約に響かないでしょう。よくあるパターンとして、クレジットカードを保有していれば、無職でも審査に通りやすいというもの。

実際に、何らかのトラブルや別居などで無職または無職に近い状態の方なども少なくありません。離婚前の別居、家庭やシェアハウス内でのトラブルなどの理由から、マンスリーマンションを利用するケースがよくあります。一時的な住まいを希望している方に便利なものとして、マンスリーマンションが広く活用されているのです。

一般的に無職と聞くと「家賃滞納のリスクがあるのでは?」と思う方が多いのではないでしょうか。マンスリーマンションは前払いで支払う金額がやや高めです。そのため管理会社としては、前払い金額の高さにより無職でも支払い能力のある方が契約に来ると予測しています。

部屋の仮押さえ(予約)ができない?

「借りたい部屋が見つかった」というときに、部屋の仮押さえ(予約)ができると便利ですよね。マンスリーマンションのお部屋は、会社によって仮押さえの可否がバラバラで統一されていません。気になるお部屋を見つけた場合は、仮押さえができないかを管理会社にまずは聞いてみましょう。24時間だけなら仮押さえができる管理会社もありますよ。

「この部屋に住みたい!」とお気に入りの1件が見つかれば良いですが、中には似たような条件で2〜3の物件を選んで迷ってるケースもありますよね。まだ悩んでいて決めきれないというときは、まずは仮押さえしましょう。期限内に住みたいお部屋を選びきれなかったら、そのときは仮押さえをキャンセルしても良いのではないでしょうか。

管理会社が保有する物件の数には限りがあります。3月や9月などの年度末や新学期が始まるころの繁忙期シーズンは部屋が埋まりやすい傾向です。迷っているうちに物件がどんどんうまり、いつまで経っても住むお部屋が見つからないのは、避けたいもの。気になるお部屋は、仮押さえをして確保しておきましょう。

誤解④金銭面

金銭面でもマンスリーマンションに対して誤解している部分が多々あるのではないでしょうか。支払いについて、詳しく見てみましょう。

分割支払ができない?

マンスリーマンションは、住む期間にかかる家賃は前払い一括が基本です。家賃が10万円のお部屋の場合、支払う料金をシミュレーションしました。

※家賃10万円の場合のシミュレーション

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居住期間1ヶ月3ヶ月6ヶ月
家賃10万円30万円60万円
清掃費4万円4万円4万円
合計14万円34万円64万円

上の例でいうと、6ヶ月利用で料金一括前払いであれば、申込時に64万円が必要になります。かなり負担に感じる方も多いでしょう。マンスリーマンションの場合、分割払いに対応していない会社が多いですが、少しでも負担を軽減できる方法があります。クレジット支払いができる会社なら、リボ払いのような扱いで家賃の分割払いも可能です。分割払いなら通常の賃貸物件の家賃と似たような金額で住めそうですね。

クリーニング料金が半額や家賃の割引など、お得に契約できるキャンペーンが実施されている時期もあるかもしれません。Webサイトでキャンペーンページがないかをこまめにチェックしておくと、お得な情報が手に入りますよ。

ただしマンスリーマンションの賃貸料をクレジットカードで支払う場合は注意が必要です。クレジットカードでの支払いは、発生する手数料を会社が負担しています。そのため手数料分損することは明白なので、クレジットカードを利用するならキャンペーン料金が適用されないなどの条件があるかもしれません。事前に、どれくらいの金額を支払うのかをシミュレーションをしましょう。キャンペーン料金の適用条件についても管理会社に確認しておくと、より安心ですよ。

日割りでの支払いができない?

「ウィークリーマンション」「マンスリーマンション」という言葉の先入観も誤解を招く要因に。週単位や月単位などの決まった期間の契約しかできないと思われがちです。たとえばマンスリーマンションを35日間利用したい場合。利用料金を2ヶ月分支払うと思っていませんか。

実は日割り契約できる会社は意外にあります。そのため29日や38日のような日数でも、損をすることなく利用が可能です。週単位や月単位計算では都合が悪いときは、日割り計算に対応しているかを管理会社に問い合わせてみてくださいね。

誤解⑤解約・延長

解約や延長などの利用期間の変更についても、マンスリーマンションではよく誤解をされがちです。誤解されやすいポイントを2つご紹介します。

途中解約ができない?

「もともと3ヶ月利用する予定が、2ヶ月に変わった」ということも起こるでしょう。そのような場合でも途中解約はできないを思われている方も多くいます。確かに「明日で退去します」のような急な途中解約はできません。しかし退去日の30日以上前の申し出なら、途中解約できる可能性があります。もし途中解約するなら、いつまでに管理会社に連絡が必要なのかを確認しましょう。

また返金対応についても合わせて尋ねておくことをおすすめします。マンスリーマンションの料金システムでは前払いで一括が基本です。途中解約した場合の残金の取り扱いも気がかりなポイント。残念ながら返金対応していない会社がよく見受けられますが、中には返金してもらえるところもありますよ。利用期間が短縮する可能性のある方は、契約前に途中解約についてチェックしてください。

契約延長ができない?

利用期間が延びるケースもありますよね。「3ヶ月の予定を半年に延長したい」のような場合。マンスリーマンションの契約延長は、入居しているお部屋に次の予約が入ってなければ可能です。料金を追加で支払えば、自動的に延長できるものではないことを念頭に置いておきましょう。

マンスリーマンションの利用スタイル上、契約期間が終われば空き部屋として、次の予約を受け付けています。そのため、次の予約が入ってしまい同じ部屋に住み続けることが困難なケースもあるのです。しかし同じ部屋での契約延長ができない場合、同じ物件内の移動や近い条件の物件を紹介してもらえるケースがほとんどです。「住む場所がない」と困ることはないでしょう。

マンスリーマンションを選ぶメリット

これまでマンスリーマンションへの先行イメージや検討時に抱きやすい誤解について詳しく解説してきました。最後にマンスリーマンションを選ぶメリットを4つご紹介します。通常の賃貸物件にはない、マンスリーマンションだけの魅力を知ってお部屋選びの参考にしてくださいね。

初期費用の負担軽減

マンスリーマンションでは敷金と礼金が不要です。本来なら新生活を始める前にかかる大きな出費が抑えられます。初期費用の負担を軽減できる点がマンスリーマンションの一番の魅力です。

※家賃10万円の場合のシミュレーション

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賃貸マンスリーマンション
敷金10万円〜20万円-
礼金10万円〜20万円-
清掃費-4万円

マンスリーマンションの契約でかかる初期費用は、クリーニング代の数万円程度がと殆どです。多額の初期費用が発生しない分、貯金に余裕が残るため新生活では自分がお金をかけたいものに比重を置けますよ。食生活にこだわり素敵なお店で食事をしたり、趣味に熱量を注いだりなど、理想の暮らしができるでしょう。マンスリーマンションは、なるべく費用の負担をなくして新生活を始めたい方におすすめの物件です。

契約手続きが簡単

賃貸契約は身分証明書や収入を証明するものを提出したり連帯保証人を用意したりと手続きがややこしい印象ですよね。入居前の審査もあり、結果が出るまでに1週間前後の時間を要します。時間がかかるうえに、連帯保証人になってくれる人を探す手間はとても負担ではないでしょうか。マンスリーマンションは契約手続きが簡単に済ませられるのがメリット。連帯保証人が不要のところがほとんどなので、「連帯保証人をお願いできる人が身近にいない」という方でも契約が可能です。

家賃も利用する期間分を一括で前払いするため、滞納リスクがほぼありません。そのことから審査のハードルが低いため、さまざまな事情を抱えた方でも入居しやすいでしょう。審査が短期間で終わるので、通常の賃貸物件よりスピーディーに入居ができます。お部屋によっては即日入居も。思い立ったらすぐに行動に移せますね。

引っ越し作業が手軽

マンスリーマンションは入居や退去時の引っ越し作業が手軽にできます。お部屋には家具家電が備え付けられているため、自分で買いそろえる必要がありません。持ち込むのは自分の身の回り品だけでも特に不自由なく暮らせるでしょう。人によっては旅行カバンだけで引っ越し作業が終えられるケースもあります。

特に3月4月の繁忙期シーズンは、引っ越し業者に空きがなくて依頼ができないリスクも。マンスリーマンションなら引っ越し業者に依頼しなくても良いため、自分のタイミングで作業が進められますよ。

新生活のために家具や家電を買うのは、金銭面の負担が重たいですよね。また「どこに置こうか」「置けるだけのスペースはあるのか」といったことも気にしなくてはいけません。家具家電付きのマンスリーマンションなら、そのような心配事とは無縁です。退去の際も家具家電はお部屋に置いたままで良いのは、嬉しいポイントではないでしょうか。

ライフラインの手続き不要

入居日に合わせて水道や電気、ガスの開栓開通の手続きをするのはたいへんなものです。ガスの開栓は立ち会いを求められることもあります。仕事の都合と日程を合わせるのもストレスに感じる方もいることでしょう。

マンスリーマンションは、すでにライフラインが開通しているので面倒に感じる手続きは一切不要です。入居したその日から暮らせます。高速の光インターネット完備のお部屋もあるので、すぐにパソコンやスマホを自由に使える点もマンスリーマンションのメリット。快適な新生活を手軽に始められますね。

マンスリーマンションなら気軽な「お試し住み」も可能!

マンスリーマンションは「物件の構造に問題がありそう」「室内が汚れていそう」などのイメージから誤解されやすい住まいです。実際は通常の賃貸物件と同じ建物なので構造に問題はありません。

室内クリーニングも細かいチェック項目を設け、提供する質を落とさないよう努力している管理会社も多数あります。気がかりに思うことは事前に何でも、問い合わせてみましょう。「マンスリーマンションだから、できないだろう」と思い込んでいたことでも、柔軟な対応ができるケースもあります。

長期出張や一人暮らしのお試し住みなどで、短期間だけ暮らす場所を探している方にはマンスリーマンションがおすすめです。マンスリーマンションは敷金礼金が不要で家具家電付き。新生活を始めるためにかかるお金を大幅に削減できますよ。入居審査のハードルも低いので、収入面で不安を覚える方でもぜひ検討してみてくださいね。

この記事を書いた人

澤田なつ/Webライター

2016年2月までCADオペレーターとして自動車部品の図面作成をしていました。2019年からフリーランスのWebライターとして活動しています。
執筆するときは「読者が知りたいことに寄り添える内容になっているか?」を意識しています。資格は、2級ファイナンシャル・プランニング技能士と簿記3級、図書館司書を持っています。
小学生の娘が2人います。趣味は裁縫で、娘たちが好きなアニメのコスプレ衣装を作ることが好きです。
着付け師範の資格を2012年に取得しており、講師経験もあります。最近では着付けの様子を動画で撮って、Instagramに投稿することにはまっています。