一宮市ってどんな街?住みやすさ・魅力を徹底解説!

愛知県は名古屋市に人口が多く集まり、とてもにぎやかな街並みを作っています。「愛知県に住むなら名古屋市」と、他の街を選択しない方も多いことでしょう。実は名古屋市以外にも「住みやすい」と評判のエリアが多数あります。名古屋市へ電車1本でアクセスできる街なら、交通の利便性が良く過ごしやすいため、新生活を送る街としてオススメです。今回は、一宮市の住みやすさや魅力を徹底解説します。

名古屋市の北西部に位置する一宮市は、2021年に中核市へ移行しました。中核市では、県がおこなってきた行政サービスを市が代行して市民に提供できます。市民を間近で見ている市が実施するため、より柔軟にきめ細やかなサービス提供が可能です。市民が住みやすいと感じる街へ発展を今後も遂げていく一宮市。ぜひ、新生活を送る街探しの参考にしてくださいね。

一宮市ってどんな街?

一宮市の特徴を歴史や交通の利便性などから詳しくご紹介します。一宮市が発展してきた様子がわかると、親近感を持ちやすくこれからの新生活が楽しみになることでしょう。

一宮市の歴史

1921年に誕生した一宮市は、2021年に市制100周年を迎えました。一宮市ができた当初は人口約3万人の小さな街でしたが、近隣の街との合併を何度か繰り返し、徐々に発展。人口は2022年時点で約38万人です。市制のスタート時より12倍以上も人口が増えました。2005年に尾西市・木曽川町と合併し、市域が約113.8平方キロメートルにまで拡大しています。

一宮の由来は平安時代にまで遡ります。役人が地域の神社を参拝するときに、最初に訪れる神社を「一の宮」と呼んでいました。一の宮とは真清田神社を指し、門前町として栄えたエリアを「いちのみや」と呼ぶようになったのです。江戸時代頃からは三八市が開かれ、多くの人でにぎわいをみせます。

絹織物の産地として広く知られたのも江戸時代からです。明治時代に機械化が進み、毛織工業の産地として大きく発展しました。今後も工業地域としてのますますの成長に期待が高まります。また愛知県北西部の交通や経済の拠点としての発展が楽しみな街と言えるでしょう。

一宮市の特長

愛知県の北西部に位置する一宮市は、水が豊かに流れている街です。北部から西部にかけて木曽川、中央付近は日光川、東は五条川の3つの河川が市内を流れています。川の近くは整備され、138タワーパークや浅井山公園など、水や緑に親しめる公園・緑地が豊富です。

名鉄一宮駅と尾張一宮駅を中心に、交通の要所としても重要な役割を果たしている街です。一宮市は名古屋市と岐阜市のほぼ中間にあり、名古屋市までは約17km、岐阜市までは約13km。どちらの市へも電車1本でアクセスでき、車でも所要時間は30分程度です。利便性に優れた都会的な街並みが広がる中でも、自然に触れ合えるスポットが点在しています。

気軽にリフレッシュしやすいことが一宮市の大きな魅力です。古くから信仰を集める「真清田神社」や多くの人が訪れる七夕まつりなどがあり、伝統や地域の文化も残されています。

一宮市の利便性

一宮市の中心にJR線の尾張一宮駅があります。市内を縦断して通るJR線は、岐阜市や名古屋市方面への移動を支える路線です。尾張一宮駅に隣接して名鉄名古屋本線と名鉄尾西線が通る名鉄一宮駅があり、名鉄名古屋本線はJR線と並行して路線が伸びています。名鉄尾西線は、市内の北西にある玉ノ井駅を始発に、名鉄一宮駅を通り津島市方面へ。近隣の街への移動を支える駅が市内に全部で17駅あります。

  • JR東海道本線:2駅
  • 名鉄名古屋本線:8駅
  • 名鉄尾西線:9駅(名鉄一宮駅を含まない)

電車がないエリアの移動は、コミュニティバスや名鉄バスの路線がカバーしています。コミュニティバスのほとんどが尾張一宮駅と名鉄一宮駅を発着するため、車を持たない方でも駅へアクセスしやすいでしょう。

高速道路も市内を通っているため、マイカーでの移動が多い方にも嬉しい環境です。名古屋高速と名岐バイパス(国道22号線)、東海北陸自動車道が一宮市内を縦断しています。一宮市の南は名神高速道路が横断。遠方への移動も簡単にできそうですね。

一宮市の5つの魅力

ここでは、一宮市の魅力をエリアごとにご紹介します。約113平方キロメートルの市域を5つに分けました。各エリアの特徴をチェックしてみましょう。

魅力①交通の利便性の良さが魅力!本庁エリア

一宮市の中心に位置する本庁エリアには商業施設が充実し、日常のお買い物や外食もしやすい環境です。レトロ感漂う商店街もあり、都会の便利さとどこか懐かしさを感じさせるスポットが共存しています。年間を通じて多くの参拝客が訪れる真清田神社もエリア内に。一宮市最大のイベントの七夕まつりでは、いたるところに七夕飾りが吊るされ、とても華やかな雰囲気です。

本庁エリアには、名鉄名古屋本線の名鉄一宮駅と西一宮駅、JR東海道本線の尾張一宮駅があります。名鉄一宮駅と尾張一宮駅は隣接している駅で、名古屋市方面のアクセスが良好です。コミュニティバスの路線も豊富。2つの駅を中心に交通網が発達しているため、利便性の良いところに住みたいと考える方にピッタリのエリアです。

魅力②アートスポットで芸術鑑賞!史跡も豊富な尾西エリア

北に名鉄尾西線の開明駅、南に名鉄尾西線の玉野駅がある尾西エリアは、一宮市の西に位置し、2005年までは尾西市でした。エリアの北にある尾西庁舎周辺を中心に商業施設や図書館、病院などがあります。駅の数は少ないですがコミュニティバスの路線が複数あり、エリア内をカバー。車を持たない方でも本庁エリアへアクセス可能です。

気分をリフレッシュするには、日常生活を忘れられるようなスポットにお出かけしたいという方もいることでしょう。尾西エリアにはアートスポットがあり、史跡も豊富にあります。一宮三岸節子記念美術館では、洋画家の三岸節子の作品や特別展の作品が多数鑑賞できます。一宮市尾西歴史民俗博物館は、江戸時代に栄えた宿場町の歴史や文化、毛織物産業の発展などを伝える施設です。歴史のある神社や史跡が点在しているエリアは、気分転換の散策にオススメですよ。

魅力③北部エリアで自然の豊かさを満喫!

一宮市と岐阜市の間を流れる木曽川の河流域に広がる北部エリア。一宮市の北にあり、電車の駅数がもっとも豊富なエリアです。名鉄名古屋本線が5駅と名鉄尾西線が2駅、JR東海道本線が1駅と全部で8駅もあります。尾西線の始発駅があり、座って移動も可能です。

自然の豊かさを感じられるところに住みたい方には北部エリアはイチオシの住環境です。木曽川の川岸は公園や緑地として整備され、開放感がたっぷり。北の端に位置する国営木曽三川公園138タワーパークには、高さ138メートルもある展望タワーやサイクリングロードがあります。北部エリアの西に広がる木曽川緑地公園は、野球場やグランドゴルフ場、遊具施設が整備された公園です。休日は自然の中で体を思いっきり動かし、気分転換できますね。

魅力④穏やかな住環境の東部エリア

テレワークやオンライン学習などでお部屋で過ごすことが多い方は、静かに暮らせる環境を選ぶとストレスを感じにくいでしょう。東部エリアは、一宮市の東にあり住宅街が広がる穏やかな住環境です。電車の路線はありませんが、コミュニティバスが通っているため、一宮市内の移動をカバーしています。

江南市と岩倉市に隣接し、名鉄バスで江南駅や岩倉駅にアクセス可能です。マイカーがあると行動範囲がより広がるため、駐車場付きのお部屋を探すことを検討しても良いでしょう。住宅街の中にお寺や公園が点在しています。気分転換に気軽な散策もしやすい点も東部エリアの魅力です。

魅力⑤高速道路へのアクセス良好!南部・南東部エリア

南部・南東部エリアには名鉄尾西線が4駅と名鉄名古屋本線が2駅ありますが、マイカーでの移動のしやすさが魅力です。高速道路がエリア内を通っており、名古屋高速と東海北陸自動車道のインターチェンジもあります。

一宮JCTでは東海北陸自動車道と名神高速道路への乗り継ぎが可能で、遠方へのアクセスも容易です。また名古屋高速に並行して国道22号線(名岐バイパス)があり、一般道でもスムーズに移動できます。国道22号線沿いには、多くの商業施設や飲食店があります。幹線道路は車の交通量が多めですが、少し離れると住宅街が広がっているため静かな暮らしが可能です。

一宮市のデータ

一宮市がどのような街なのかを人口や治安状況、家賃相場からご紹介します。住みやすい街かどうかの判断をデータからチェックしてみましょう。

人口

一宮市の市制が施行された当時の人口は約3万人でした。街が整備されるにつれ、人口がどんどん増加。1955年には15万人、1965年には20万人を突破しました。2020年頃から人口増加はかなり緩やかになりましたが、2023年1月時点での人口は約38万人です。今後も住みやすい街づくりが進み、発展していくのではないでしょうか。

転入出の推移も見てみましょう。2018年〜2022年の5年間のデータをグラフにしました。毎年、だいたい1万人前後が転入出していますが、転入者数が多めの傾向です。

20代〜30代の転入者が多く、働き盛りの世代の異動が活発です。若い世代の人がたくさん引っ越してくる街なので、これから新生活を一宮市で始める方も馴染みやすい街と言えるでしょう。

治安

暮らすなら安心安全な街を選びたいものですよね。初めての一人暮らしをする方や女性の方は特に、気がかりに思うポイントではないでしょうか。2022年の一宮市内で発生した犯罪件数は1,744件でした。その内訳を表にまとめてご紹介します。

強盗 性犯罪 侵入盗 自動車盗 自転車盗 ひったくり その他
発生件数 0 13 145 24 331 4 1,227

(参照:一宮市内(校区別)の犯罪発生状況(令和4年中))

自転車盗難の被害に合わないためには、2重ロックを使用したり管理された駐輪場を利用したりするのがオススメです。侵入盗を防ぐには、セキュリティ対策万全のお部屋を選んでみましょう。24時間稼働の監視カメラやオートロック機能付きのお部屋がありますよ。

市民が安全に安心して暮らせるように、一宮市安全なまちづくり条例を制定。より安心して暮らせる街づくりを今後も進めていくため、一宮市は初めての一人暮らしの方や女性の方にも優しいエリアと言えますね。

家賃相場

一宮市の家賃相場は、愛知県内では中間層に位置しています。名古屋方面へ電車1本でアクセスできる利便性や交通網の充実度を考慮すると、お得に住めるエリアです。名古屋市内に住むよりは家賃が抑えられるので、お部屋の選択肢の幅を広げられる可能性があります。

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間取り家賃相場
ワンルーム5.24万円
1K4.30万円
1DK-万円
1LDK6.75万円

一宮市で人気の街

ここでは、一宮市で人気の街を3つご紹介します。交通の利便性の良さや周辺環境などから、オススメのエリアを選びました。どの街に住もうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

名鉄一宮駅

名鉄一宮駅は一宮市のほぼ中央に位置しています。名鉄名古屋本線と名鉄尾西線の2路線が通り、一宮市の玄関口として市民の移動を支える駅です。名鉄名古屋駅までは約16分、名鉄岐阜駅まで約13分でアクセスできます。近隣の街へスムーズに移動できるため、交通の利便性の良さが魅力です。

名鉄一宮駅はJR東海道本線の尾張一宮駅と隣接しています。JR線も同様に岐阜市や名古屋市方面へアクセスができる路線です。名古屋駅から先の行きたい方面に合わせて名鉄線かJR線を選べるので、移動範囲はさらに広がりますね。

駅の東西にバスターミナルがあり、たくさんの路線が出ています。名鉄バスやコミュニティバスが市内の広い範囲をカバー。コミュニティバスでアクセスできる公共施設が多くありますよ。

名鉄一宮駅の周辺には商業施設が充実しているため、コンパクトな移動で日常生活が送れるエリアです。西側には「名鉄百貨店一宮店」があります。地下1階の食品売り場は19時30分まで、7階のレストランフロアは21時までが営業時間です。

駅の東にある「i-ビル」は2012年にオープン。老朽化が進んだ駅ビルを建て替えて、街の新たなにぎわいスポットとしてi-ビルが誕生しました。図書館や子育て支援センターなどの公共施設だけでなく、民間企業も関わっている複合施設です。1階にはJR東海が管轄する商業施設「アスティ」が入っています。リラクゼーションサロンや飲食店、スーパーなど、店舗のジャンルは豊富です。

スーパーの「成城石井アスティ一宮店」は平日のみ23時まで営業しています。改札を出た目の前に店舗があり、営業時間が長いので帰宅が遅い方でも利用しやすいでしょう。朝7時からオープンしているカフェもアスティ内に。カフェでゆったりとした時間を過ごしてから通勤通学ができますよ。

名鉄一宮駅・周辺/オススメ家具付きマンスリーマンション

妙興寺駅

妙興寺駅は一宮市のやや西寄りに位置している駅です。名鉄名古屋本線が通り、名鉄一宮駅まで約2分、名鉄名古屋駅まで約17分でアクセスできます。普通電車のみの停車駅なので、1時間あたりの発着本数は少なめですが、住宅街が広がっているため穏やかに暮らしたい方にオススメです。妙興寺駅の高架下には駐輪場が広がり、たくさんの台数が利用できます。高架橋が屋根代わりになっているため、雨でも濡れにくいですよ。

日常生活が問題なく送れることも住む前には見ておきたいですよね。妙興寺駅の西隣には「ピアゴパワー妙興寺店」が建ち、お買い物場所には困りません。23時まで営業しているため、帰宅時間が遅い方でも立ち寄れる商業施設です。スーパー以外に100円均一ショップやクリーニング店も入っていますよ。

ピアゴの西側の道路を渡った先には、ホームセンターの「DCM一宮妙興寺店」が目に入ります。お低価格帯のプライベートブランド商品が豊富なので、財布に優しいお店です。閉店時間が19時と少し早めですが、お得に買い物ができます。

静かな住環境が整った妙興寺駅周辺は、史跡が多く気分転換の散策にもピッタリです。妙興寺駅から南東へ徒歩約7分のところには「妙興寺」があります。妙興寺は1348年に開創されたお寺で、境内が愛知県指定史跡です。建物が火災により焼失したこともありますが、勅使門は建てられた当初の姿のままで現存。1920年には国の重要文化財に指定されました。重要文化財の絵画も多数保有しています。

境内は穏やかな空気が流れ、日中は自由に散策できるのでリフレッシュにピッタリですよ。妙興寺に隣接して、一宮市の歴史や文化遺産を伝える「一宮市博物館」が建っています。自然が多い境内の中にあり、淡いベージュ色のモダンな外観です。館内で展示物をゆっくり眺めて過ごすのも気分転換につながりますね。余暇の時間をのんびり過ごしたい方には、妙興寺駅周辺のお部屋はとても住み心地が良いでしょう。

木曽川駅

JR東海道本線が通る木曽川駅は一宮市の北にあります。尾張一宮駅まで約4分、名古屋駅まで約20分でアクセス。岐阜県とも近い立地の駅で、岐阜駅への所要時間は約6分です。木曽川駅から西へ徒歩で約7分のところには名鉄名古屋本線の黒田駅があります。清須市方面へアクセスしたいときには便利な路線なので、行き先に合わせてJR線や名鉄線が選べるエリアですね。

木曽川駅周辺のお部屋は、マイカー派の方にもオススメです。東海北陸自動車道の一宮木曽川ICまで車で約8分なので、遠方への移動が楽にできます。国道22号線も近いため、車での通勤やお出かけがしやすいでしょう。

余暇の時間に適度に運動できることを希望している方にも木曽川駅周辺のお部屋が向いています。木曽川駅から西へ3キロほどのところを木曽川が流れています。木曽川の川岸は公園やグラウンドとして整備されているので、サイクリングにちょうど良いスポット。緑豊かな木々が生えている様子を眺めながらのサイクリングで、気分のリフレッシュができますよ。

豊かな自然が魅力の木曽川駅は、大きな商業施設が徒歩圏内です。「イオンモール木曽川店」まで西へ徒歩約11分でアクセスできます。1階の食品売り場は8時〜23時まで営業。オープンする時間が早いので、通勤通学前にお買い物もできますね。

「TOHOシネマズ木曽川」も併設しているため、映画好きな方には嬉しい施設。毎日20時以降に上映開始の映画は、レイトショー割引でお得に鑑賞可能です。座席のレイアウトは、前に着席した方の頭が気にならないよう、前後に段差をつけています。話題の最新作を迫力の大画面で余暇の時間を満喫しませんか。

一宮市で人気のお出かけスポット

一宮市に住んだらぜひ訪れたい人気のお出かけスポットをご紹介します。余暇の時間は、お部屋で過ごしてばかりでは退屈しませんか。気分転換も兼ねて、外へお出かけしてみましょう。

一宮本町商店街

名鉄一宮駅と尾張一宮駅から東へ4分ほど歩いたあたりから真清田神社までの約500メートルの区間が「一宮本町商店街」です。真清田神社の門前町として江戸時代頃から栄え、毎月3と8が付く日には市が開かれていました。周辺一帯の商業発展を支えてきた結果、昭和・平成・令和と年月を経ても一宮市の中心地としてにぎわいを見せています。昔ながらの八百屋や食堂などが並ぶレトロなアーケード街です。

屋根があるため、雨や日差しが厳しいときでも散策しやすいスポットです。毎年4月〜5月に鯉のぼりフェスティバル、10月にはおいち祭りが開催され、商店街が中心となって街を盛り上げます。7月の一宮七夕まつりでは、商店街のアーケードにたくさんの飾りが吊るされ、とてもにぎやかな雰囲気ですよ。

一宮本町商店街の周辺は飲食店が豊富です。さまざまなジャンルのお店があるので、外食が続いても飽きにくいでしょう。朝早い時間帯からオープンしている喫茶店も多数ありますよ。一宮市は、モーニング発祥の地です。1950年〜60年代ごろに朝のサービスとしてコーヒーにゆで卵とピーナツを付けたのが始まりとされています。

ドリンク代にプラスして料金を支払って提供される食事をモーニングとしてイメージしている方が多いのではないでしょうか。実は一宮市を始め、東海地方のモーニングはドリンク代だけでトーストやゆで卵、サラダなどが食べられるケースがほとんど。お得感たっぷりのモーニング文化を満喫しましょう。

商店街の中にある喫茶店を巡って、お店ごとに異なる雰囲気を楽しむのもオススメです。2007年から一宮市内のモーニング情報をまとめたマップが毎年発行。マップは観光案内所や市内のコンビニ、信用金庫などで手に入りますよ。

常念寺

余暇の時間は穏やかな空気が流れるスポットにお出かけしませんか。「常念寺」は、1390年に足利尊氏の甥が創建したお寺です。名鉄一宮駅と尾張一宮駅から東へ徒歩約10分でアクセスできる好立地にあります。創建されてから600年以上の歴史があり、本堂奥の観音堂には如意輪観世音菩薩像が安置されています。

この菩薩像は足利尊氏公の守り本尊で、1963年に一宮市文化財として指定されました。お寺の境内は落ち着いた雰囲気で、都会の喧騒から離れるにはピッタリの場所ですよ。御朱印の受付は16時までですが、11時45分~13時半までは休憩のため、訪れる時間帯に注意してくださいね。

常念寺は別名、蓮の寺と呼ばれています。約100鉢の蓮の花が境内にあり、見頃は毎年6月中旬から9月中旬までです。白やピンクの美しい色合いの蓮を鑑賞できますよ。また蓮が見頃の時期は、アジサイも咲く季節です。常念寺に訪れた際は、ぜひ手水舎を見てくださいね。水に浮かんだカラフルなアジサイが目を引きますよ。写真映えスポットとして満足すること間違いなしの光景でしょう。

アジサイを浮かべるタイミングを知るには、常念寺のインスタグラム公式アカウントのチェックがオススメです。いつから手水舎がアジサイで彩られるのかをお知らせしていますよ。境内にはその他にも四季折々の花が咲いているため、季節感が味わえるスポットです。慌ただしい日常生活から少し離れて、穏やかに過ごせるひとときも大切。季節の変化を鑑賞できるスポットを散策することで、気分転換にもなるでしょう。最寄り駅から徒歩圏内なので、いつでも気軽に立ち寄れますね。

一宮市三岸節子記念美術館

アート作品に触れ合えるスポットが好きな方は「一宮市三岸節子記念美術館」がオススメです。一宮市三岸節子記念美術館は一宮市の西に位置し、名鉄一宮駅もしくは尾張一宮駅からバスで15分ほどでアクセスできます。1998年に尾西市三岸節子記念美術館として開館。2005年に尾西市と一宮市の合併に伴い、現在の名称へと変わったのです。洋画家で尾西市の名誉市民にも讃えられた三岸節子の生家に建てられました。

敷地内に建っていた織物工場をイメージした三角屋根や土蔵を生かした展示室など、建物の外観や内装のあちこちに三岸節子と関連したデザインを取り入れています。当時を再現したアトリエや結婚当初に描いた自画像など、見どころがたくさんある美術館です。

館内は常設展と特別展の2つのエリアに分かれています。常設展は定期的に展示作品が変わるので、何度訪れても新鮮さを感じることでしょう。特別展は年に1〜3回ほど開催しています。特別展の開催期間中には、展示内容に関連した講演会やワークショップが実施されることも。興味あるイベントに参加して、余暇の時間をより充実させましょう。

館内の1階には喫茶コーナーが用意され、挽きたてのコーヒーが味わえますよ。ミュージアムショップには、全国で3ヶ所でしか買えないケーキがあります。東京の老舗洋菓子店と北海道の三岸好太郎美術館、一宮市三岸節子記念美術館のみでしか販売されていない、ブランデーケーキです。2020年から美術館で販売開始以来、1,000本以上購入されている人気の商品。ふわふわしっとりで芳醇なブランデーの香りが好評ですよ。全国で限られた場所でしか買えない特別感を味わいませんか。

一宮市のオススメイベント

一宮市は観光協会がイベント情報を積極的に発信しています。こまめにWebサイトをチェックしていると、おもしろそうなイベントに出会えるかもしれません。最後に、一宮市のオススメイベントをご紹介します。

おりもの感謝祭一宮七夕まつり

「おりもの感謝祭一宮七夕まつり」は一宮市の夏の風物詩ともいわれるほど、規模の大きなイベントです。毎年7月末に4日間にわたり開催されます。機織りの神様「萬幡豊秋津師比賣命(よろずはたとよあきつしひめのみこと)」に感謝し、織物業界のさらなる繁栄を願って1956年に始まりました。毎年100万人以上も来場するため、仙台七夕まつり・湘南ひらつか七夕まつりと並ぶ、日本三大七夕まつりに挙げられています。

尾張一宮駅と名鉄一宮駅の周囲や市内のあちこちに色鮮やかな吹流し飾りが飾られ、一宮市全体がおまつり一色に。4日のイベント期間中は、トークショーやライブなどが実施されるため、毎日訪れても飽きないでしょう。にぎやかなおまつりですが、周辺道路が混雑しやすい点に注意が必要です。メイン会場の本町商店街に近いお部屋なら徒歩でアクセスできるため、会場近くが混雑していてもおまつりにいつでも行けますね。

七夕まつりの謂れとされている織物の神様を祀った服織神社は、真清田神社の境内にあります。真清田神社は、一宮市のほぼ中心に位置した歴史ある神社です。平安時代には尾張国の一宮として、人々から深く信仰されていたとされています。真清田神社の門前町として一宮市は栄えてきたのです。尾張一宮駅と名鉄一宮駅から北へ徒歩約8分でアクセスできる好立地のため、年間120万人以上が訪れています。

1945年の戦禍により建造物は焼失してしまいましたが再興され、本殿と渡殿は2006年に国の登録有形文化財に指定されました。七夕まつりシーズンの華やかに彩られた境内を散策するのも良いですが、普段の真清田神社の穏やかに流れる空気も素敵ですよ。

一宮市の住み心地チェックは、マンスリーマンションがオススメ!

一宮市は2021年に市制100周年を迎えた街です。2022年時点で人口は約38万人。2021年には中核市になり、行政スピードがアップし、市民への手続きがよりスムーズに進められるでしょう。名鉄線とJR線が通り、岐阜市や名古屋市方面へのアクセスは良好です。

名鉄線の名鉄一宮駅とJR線の尾張一宮駅は隣接しているため、交通の利便性の良さを重視したお部屋を探している方にオススメのエリアです。コミュニティバスの路線も豊富で、市内の広い範囲をカバーしています。一宮市内には高速道路もあるため、車での移動もしやすくマイカー派の方も暮らしやすいでしょう。

新生活を本格的に始める前に、まずはマンスリーマンションで一宮市の住心地をチェックしてみませんか。マンスリーマンションは通常の賃貸物件より契約のハードルが低めです。また敷金礼金がなく、ライフラインの開通回線手続きも不要。家具家電もそろっているため、引っ越し作業も、負担に感じにくいでしょう。手軽に新生活を始めるには、マンスリーマンションがオススメです。

この記事を書いた人

澤田なつ/Webライター

2016年2月までCADオペレーターとして自動車部品の図面作成をしていました。2019年からフリーランスのWebライターとして活動しています。
執筆するときは「読者が知りたいことに寄り添える内容になっているか?」を意識しています。資格は、2級ファイナンシャル・プランニング技能士と簿記3級、図書館司書を持っています。
小学生の娘が2人います。趣味は裁縫で、娘たちが好きなアニメのコスプレ衣装を作ることが好きです。
着付け師範の資格を2012年に取得しており、講師経験もあります。最近では着付けの様子を動画で撮って、Instagramに投稿することにはまっています。