「京成千葉線」のオススメ駅5選!コスパの良い拠点選びに、根強い人気。

千葉県内は東京都内と比べて家賃がリーズナブルです。とは言え、都心に直結できる路線の沿線住宅街は、客観的に見て決して安くはない家賃相場が設定されています。そんな中、注目されているのが「京成千葉線」です。千葉中央駅から京成津田沼駅までの13キロ弱の短い路線ですが、コスパのよさが人気を集めています。

今回はそんな「京成千原線」のオススメ駅を5つピックアップ。暮らしやすさやアクセス情報、家賃相場、オススメスポットに至るまで徹底解説。ぜひ千葉での一人暮らしの参考になれば幸いです。

JRの通勤路線と並行する「京成千葉線」

「京成千葉線」は、京成電鉄に所属する「京成津田沼駅」から「千葉中央駅」を結ぶ13キロ弱の路線。全部で10駅で構成されています。列車の種別は各駅停車のみ。すべて乗り通しても17分です。JR総武線・外房線の内陸側を並行しているのが特徴。駅名に「京成」と名のつく駅は、JR線と乗り換えができる駅の目印なんですよ。千葉駅や津田沼駅など主要駅での乗り換えができるのがポイント。

日中は松戸からの新京成と一体運用しているタイプと、ちはら台駅からの京成千葉線と一体運用している列車が交互に運行されています。朝の一部の列車は京成本線に乗り入れ、「京成上野駅」まで直行が可能です。

なぜ住宅地として根強い人気?「京成千葉線」3つの魅力

住宅地として地味ながらも根強い人気を保ち続ける京成千葉線の沿線。なぜそのニーズが続いているのでしょうか。その理由は3つあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

「京成千葉線」の魅力その①運転本数が昼間でも多い

郊外の路線になると、朝夕は電車の運行本数が多くとも、日中の時間帯になると激減してしまうことは少なくありません。しかしながら京成千葉線の場合は、昼間でも10分に1本は運行本数が確保されています。駅に来ればあまり待たなくても電車は来るので、時刻表を気にしなくても大丈夫。自分のタイミングで出発できるので、休日の電車でのお出かけもフットワークが軽くなることでしょう。

「京成千葉線」の魅力その②乗り入れ路線と連動し県内南北の移動が容易

京成千葉線は松戸市の「松戸駅」から京成津田沼駅まで運行している「新京成線」と、千葉中央駅から市原市にある「ちはら台駅」まで走行する「京成千原線」と、それぞれ相互乗り入れしています。市原市から千葉市を経由し、混雑路線を避けた松戸駅まで千葉県内の南北移動が可能です。ちなみにJR線よりも京成千葉線の方があまり混雑しない上に電車料金も安いですよ。

「京成千葉線」の魅力その➂家賃相場がリーズナブルな駅が多い

JR総武本線や外房線と並行に運行している京成千葉線。JR線よりも内陸側を走行しています。京成千葉線は直接東京都心へ向かう路線ではないので、JR線沿線が最寄りの地域と比べると家賃がお得。特に京成千葉線の単独駅の場合は、その傾向が強く出ます。都内へ向かう際に京成津田沼での乗り換えが面倒でなければ、京成千葉線沿線はお得に暮らせるのでオススメです。

京成千葉線のオススメ駅①「京成津田沼」駅 ― 駅前のスーパーが便利なベッドタウン ―

京成津田沼駅は習志野市中央部に位置します。駅前ロータリーに面している「東武ストア京成津田沼店」は朝7時から深夜0時まで営業と大変便利。帰宅時だけではなく、朝もコンビニの代わりにさっと利用可能です。バスは近隣へ向かう路線バスの他に、河口湖や奈良方面への高速バスも発着。

駅周辺は飲食店も多くありますが、少し離れれば低層の集合住宅や戸建が集まる都心へのベッドタウンが広がります。

京成津田沼駅の基本情報 ― 3路線乗り入れる京成のターミナル駅 ―

「京成津田沼」駅は、京成千葉線の起点駅。京成本線や新京成線との乗り換え駅でもあり、ターミナル的な役割を持っています。JR津田沼駅は1キロほど離れた場所に立地。京成千葉線を利用した場合、「京成幕張」駅に4分、「京成千葉」駅には15分、主点の「千葉中央」駅には17分でアクセスが可能です。

京成津田沼駅周辺の家賃相場 ― 学生向けのお得な物件も充実 ―

京成津田沼駅周辺の家賃相場を見ていきましょう。京成千葉線沿線の家賃相場の平均値よりも、若干安く設定されています。京成線のターミナル駅ではありますが、JR津田沼駅への乗り換えに若干時間がかかるため、リーズナブルな価格帯。単身者向けの物件が特に充実しています。近隣にある千葉工大津田沼キャンパスに通う学生をはじめとする、単身者からDINKS向けの物件が充実しているのがこの京成津田沼駅エリアの特徴です。

間取り 家賃相場
ワンルーム 5.51万円
1K 6.07万円
1DK 6.23万円
1LDK 8.43万円

京成津田沼駅周辺のオススメスポット ― 愛嬌ある狛犬がチャーミング「菊田神社」 ―

駅から徒歩3分ほどの場所にある「菊田神社」は、平安時代に創建された由緒ある神社です。「アイーン狛犬」と呼ばれる、チャーミングな表情の狛犬がお出迎えしてくれます。こじんまりとしつつも歴史が感じられる、素敵な空間が広がります。最近ではバリエーション豊かな御朱印を求めに、多くの人々が訪れます。

京成津田沼駅・周辺/オススメ家具付きマンスリーマンション

京成千葉線のオススメ駅②「京成稲毛」駅 ― 海辺の元別荘エリアは今では閑静な住宅街 ―

閑静な住宅街の中にある、こじんまりとした「京成稲毛」駅。昔は駅西側の国道14号沿いは海岸線で、別荘や保養所なども多かったエリアです。今では戸建や低層のアパートを中心とした住宅街が広がりますが、どこかしらレトロな雰囲気が街の中に残されているのも京成稲毛の魅力。駅周辺にはコンビニや商店街もありますが、ふだんの買い物はJR稲毛駅エリアが便利です。徒歩10分もかからないので、日常的に買い物に利用できるでしょう。

京成稲毛駅の基本情報 ― 京成津田沼駅まで9分!千葉市中心部も好アクセス ―

京成稲毛駅は、京成千葉線の単独駅です。駅の西側と東側にそれぞれ改札口があります。東側の改札口の開場は6時半から21時までなので、それ以外の時間帯は踏切を渡って西側の改札口を利用する必要アリ。

京成稲毛駅から「京成津田沼」駅には9分、「京成千葉」駅に6分、「千葉中央」駅に8分で直行します。一体運用している新京成線を経由すれば、千葉県北西部の主要駅「松戸」駅には54分でアクセス可能です。

京成稲毛駅周辺の家賃相場 ― ファミリー向け物件もリーズナブル ―

京成稲毛駅エリアの家賃相場を見ていきましょう。このエリアは京成千葉線の家賃相場の平均よりも、ずっと低く設定されています。JRの稲毛駅にも徒歩9分ほどでアクセスできますが、この京成稲毛の駅周辺自体は昔ながらののんびりとした街が広がっているからだと思われます。単身者向けからファミリー向けの物件まで幅広くリーズナブルです。

間取り 家賃相場
ワンルーム 5.29万円
1K 6.19万円
1DK 6.91万円
1LDK 8.40万円

京成稲毛駅周辺のオススメスポット ― ちば遺産100選に選定!「稲毛浅間神社」 ―

国道14号沿いに、ちば遺産100選に選定されている「稲毛浅間神社」があります。808年に創建されたとても由緒のある神社で、境内は緑深くとても荘厳な雰囲気です。源頼朝の寄進もあったと伝えられています。節分や夏の大祭など季節ごとの行事も実施。「稲毛あかり祭」と呼ばれる夜灯祭の会場のひとつでもあります。

京成稲毛駅・周辺/オススメ家具付きマンスリーマンション

京成千葉線のオススメ駅③「みどり台」駅 ― 学生街と住宅街が調和する街。 ―

みどり台駅周辺は、千葉大西千葉キャンパスや千葉経済大に近いことから、駅の周辺は学生向けの安くて美味しいお店が充実。外食派の人も暮らしやすい街です。また住宅街も形成されていますが、学生用の単身者住宅が多いのが特徴。買い物は駅周辺の他、国道14号沿いの「オーケー千葉幸町店」などが便利。オーケーではナショナルブランドの商品が安く購入できます。単身者がリーズナブルに暮らしやすい街と言えるでしょう。

みどり台駅の基本情報 ― 京成千葉線の中間駅!津田沼駅まで11分。 ―

みどり台駅は、京成千葉線の単独駅です。京成千葉線のちょうど中央部にあります。「京成津田沼」駅には11分、「京成千葉」駅に4分、「千葉中央」駅には5分でダイレクトアクセスが可能。のぼりホームの行先に成田空港の名がありますが直行はしておらず、京成津田沼での乗り換えが必要になるので注意が必要です。

みどり台駅周辺の家賃相場 ― 学生向けの単身者物件がお得 ―

みどり台駅主変の家賃相場を見ていきましょう。このエリアの家賃相場は、京成千葉線沿線の中で3番目に安く設定されています。ちなみに賃貸物件は単身者向けがほとんどで、広いタイプがほとんどありません。それは千葉大学で最も大きな西千葉キャンパスが近隣にあるため、学生向けの物件が多くあることが理由です。

間取り 家賃相場
ワンルーム 4.97万円
1K 5.67万円
1DK 7.21万円
1LDK 8.65万円

みどり台駅周辺のオススメスポット ― 周辺住民も自由に散歩可能「千葉大学西千葉キャンパス」 ―

この街のランドマークと言えば、やはり「千葉大学西千葉キャンパス」でしょう。キャンパス内は自由に出入りが可能で、地域の人々も散歩などで訪れることも多いです。敷地内にはイチョウ並木があり、秋の紅葉シーズンには見事な景色が広がります。落ち葉を踏みしめながら散歩するのもまた一興です。

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京成千葉線のオススメ駅④「京成千葉」駅 ― 県内最大の一大商業エリア ―

京成千葉駅は、千葉市の大商業エリアにある駅です。駅周辺には「そごう千葉店」や「ペリエ千葉店」、「ヨドバシカメラ千葉店」など大型の商業施設が多数。またオフィスビルも林立しており、千葉県内のビジネスの重要拠点のひとつにも挙げられます。駅周辺の商業地域を抜ければ、マンションを中心とした住宅の姿も見えてきます。単身者やDINKS向けの物件が多いのが千葉駅エリアの特徴です。

京成千葉駅の基本情報 ― 沿線No.1の乗降客数を誇るターミナル駅。 ―

京成千葉線内最大の乗降者数を誇る「京成千葉」駅。JR千葉駅や千葉モノレール都市千葉駅と近接しており、巨大な千葉ターミナルの一角を担っています。京成千葉線の中心駅である「千葉中央」駅には1駅2分、始発駅の「京成津田沼」駅には14分で直行。駅はそごう千葉店と直結しており、駅利用時に買い物がしやすいのがうれしいポイントです。

京成千葉駅周辺の家賃相場 ― ターミナル駅ゆえの家賃の高さ ―

京成千葉駅周辺の家賃相場は、京成千葉線の沿線の中では3番目に高く設定されています。千葉県最大のターミナル駅であるに隣接している京成千葉駅は、周囲は大型商業施設などがあり、賃貸の物件は他の沿線駅と比べて決して多くはありません。ゆえに家賃は高くなりやすいのです。

間取り 家賃相場
ワンルーム 6.28万円
1K 7.01万円
1DK -万円
1LDK 10.18万円

京成千葉駅周辺のオススメスポット ― 大賀ハスが有名「千葉公園」 ―

ビルが林立する千葉駅周辺。とても賑やかな街並みが広がりますが、「千葉公園」まで来ると一転、がらりと雰囲気が変わります。自然が多く、まるで都会のオアシスのような存在。親子連れだけではなく、周辺の企業のビジネスパーソンが昼休みに休憩する姿も多く見られます。6月下旬くらいには古代蓮として有名な「大賀ハス」が咲き始め、園内はとても優雅な雰囲気になるのが大きな魅力です。

京成千葉駅・周辺/オススメ家具付きマンスリーマンション

京成千葉線のオススメ駅⑤「千葉中央」駅 ― 大きな千葉市商業地域の一角 ―

京成千葉駅から500mほど南に位置する「千葉中央駅」。千葉駅周辺の繁華街はこの千葉中央駅付近にも続いており、引き続き商業施設やオフィスビルが多く立ち並びます。スーパーの「リブレ京成」などが入る「京成千葉中央ビル」、映画館やホテルなどが入る「ミラマーレ」などが千葉中央駅周辺にアリ。商業エリアから少し離れれば、マンション中心とした中高層の集合住宅群があります。

千葉中央駅の基本情報 ― 京成千葉線の終点で千原線の始発駅

千葉中央駅は、京成千葉線と京成原線の2路線が乗り入れている駅。千葉線に関しては終着駅として設定されています。千原線とは実質的に一体運用されているので、ちはら台方面へ行く場合には当駅での乗り換えは必要ありません。

「京成千葉」駅には1駅2分、「京成幕張」駅に13分、「京成幕張本郷」駅には15分、始発駅の「京成津田沼」駅には17分でダイレクトアクセスが可能です。

千葉中央駅周辺の家賃相場 ― 利便性のよさが家賃に反映 ―

千葉中央駅は千葉エリアの京成線の主要駅のひとつであり、駅周辺も商業施設が充実していることから、このエリアの家賃相場は沿線で一番高く設定されています。利便性のよさが家賃に反映されているということです。物件は単身者やDINKS向けのものが多いです。

間取り 家賃相場
ワンルーム 7.53万円
1K 7.98万円
1DK 7.99万円
1LDK 10.16万円

千葉中央駅周辺のオススメスポット ― プラネタリウムもある官民複合施設「Qiball(きぼーる)」 ―

駅から徒歩5分ほどの場所に「Qiball(きぼーる)」と呼ばれる官民複合施設があります。スーパーの「グルメシティ」などの商業施設の他、「千葉市中央保健センター」や「子ども交流館」「子育て支援館」が設置されています。

なかでも特にオススメしたいのが「千葉市科学館」内にあるプラネタリウム。光学式の恒星投影機とデジタル式プラネタリウムを利用したハイブリッドタイプの映像は、臨場感バツグンでとても美しい星空を体感できるのです。子供だけではなく、大人も存分に楽しめることでしょう。

千葉中央駅・周辺/オススメ家具付きマンスリーマンション

お試し住みをするならマンスリーマンション!

今回は京成千葉線の沿線から、新生活をスタートするのにぴったりの駅を5つ選びました。駅の周辺情報やオススメスポットもご紹介しましたが、住み心地まではなかなかイメージしづらいと思う方もいることでしょう。そんな場合にはマンスリーマンションでお試し住みをして、実際の街の雰囲気を知るという方法もあります。

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この記事を書いた人

千葉みなと

フリーランス歴15年以上の40代ライター。大学生と高校生の一男一女の母。東京在住。
子どもの手が離れつつあり、今では自分の時間を満喫しています。趣味は散歩、乗り鉄、料理、スポーツ観戦、謎解きイベント参戦。夏は野球(プロアマ問わず)、冬はラグビーを観戦。
青春18きっぷが発売されている期間は、あちこちの列車に乗りに行っています。お気に入りの路線は、JR大糸線・木次線・水郡線など。山越えの列車にロマンを感じています。