「板橋区」で一人暮らしにオススメの街5選!かつての宿場町は今や人気のベッドタウンに。

「板橋区」は23区の北西に位置します。江戸時代には中山道で一番目の宿場町として栄えていた街でした。今でも板橋付近では当時を偲ぶものが多く残されており、板橋の歴史を感じさせられます。

現在では下町の雰囲気を残した住宅街が区内の各駅を中心に形成されており、都心へのベッドタウンとして人気です。商店街も多くあり、活気ある店が軒を連ねます。道には外灯や歩道も整備がなされ、地域の治安の向上に一役買っていると言って過言ではないでしょう。一人暮らしでも、子どもがいるファミリーでも安心して暮らせる環境が整っているのです。

都心への交通網が発達している点も、板橋区がベッドタウンとして人気がある理由の1つと言えます。JR埼京線、都営三田線、東京メトロ有楽町線・副都心線、東武東上線、西武有楽町が区内から利用が可能。池袋・新宿方面や山手線の内側のエリアへ好アクセスなのは魅力です。

今回は、そんな板橋区での一人暮らしの際にオススメしたい街を5ヶ所ピックアップしました。それぞれの街の雰囲気やアクセス情報、家賃相場、オススメスポットまで解説。ぜひ新しいお部屋選びの参考になれば幸いです。

板橋区のオススメの街①ときわ台 ― 板橋区の田園調布「ときわ台」 ―

ときわ台は板橋区の南部のほぼ中央に位置します。ときわ台駅の北側は、ロータリーから放射状に道路が伸びている様子が田園調布に似ており、ついた呼び名が「板橋の田園調布」。この北側のエリアには東武鉄道が分譲した、高級住宅街である「常盤台住宅」と呼ばれる戸建てのエリアが広がります。

駅の北側には「常盤台駅前商店街」、南口側には「常盤台銀座商店街」という2つの商店街がアリ。飲食店から食料品店、ドラッグストア、金融機関、クリーニング店と様々な業種の店舗があるので、日常の用事は駅前の商店街で済ませられてとても便利です。

ときわ台全体がとても治安がよいのが特徴です。板橋区内だけではなく、23区内全体で見た場合でも屈指の犯罪発生率の低さ。女性の一人暮らしでも安心して暮らしていけることでしょう。

ときわ台の基本情報 ― 普通列車でも池袋駅まで9分でアクセス ―

ときわ台エリアで鉄道を利用するならば、東武東上線が乗り入れる「ときわ台駅」が便利でしょう。東武東上線で利用できる列車の種別は、普通列車のみ。普通列車だけではありますが、大ターミナル駅である「池袋」駅までわずか9分でアクセスが可能。池袋駅から乗り換えば、新宿駅や品川駅なども都内主要駅にも容易にアクセスできるので通勤通学にとても便利です。

ときわ台周辺の家賃相場 ― 高級住宅街ゆえの価格帯 ―

ときわ台エリアの家賃相場を見ていきましょう。東武東上線の沿線と比べると、5番目に高い家賃相場。前後の駅と比べても突出して高く、板橋区内の平均家賃相場を比べた場合より、高く家賃は設定されています。

これは池袋駅まで短時間でアクセスできること、そしてときわ台エリア自体が高級住宅街であることが理由でしょう。少し家賃は高めではありますが、治安のよい地域に暮らしたい方にはオススメです。

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間取り家賃相場
ワンルーム7.42万円
1K7.46万円
1DK9.13万円
1LDK12.53万円

ときわ台周辺のオススメスポット ― 「ときわ台天祖神社」 ―

ときわ台駅の南口すぐに立地する「ときわ台天祖神社」。境内にかつてあった常磐の松が、このときわ台の地名の由来とされています。鎌倉時代に創建された、歴史ある神社です。最近では御朱印が話題を呼んでいます。また1年を通して様々な行事があり、例祭や七五三の他、ワークショップのイベント「つ・つ・つガーデン」なども開催。人々の生活により近くに寄り添う神社であると言えるでしょう。

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板橋区のオススメの街②上板橋 ― 商店街や公園が充実の昔ながらの街 ―

板橋区中西部に位置する上板橋。江戸時代には川越街道の継立場として「上板橋宿」があり、古くから人々が住み続けてきた、暮らしやすい土地です。上板橋エリアの中心にある「上板橋駅」の北口と南口には、それぞれ「上板橋北口商店街」と「上板南口銀座商店街」の商店街があります。チェーン店だけではなく、個人商店が充実しているのが特徴。飲食店も多くあるので、自炊できない日にも気軽に外食ができるのは大きなポイントです。

上板橋には「板橋区平和公園」や「七軒家公園」という広めの公園があり、緑が多く人々の憩う場が揃っています。

上板橋の基本情報 ― 大ターミナル駅「池袋」まで14分で直行 ―

上板橋エリアでは、鉄道は東武東上線の「上板橋駅」が利用できます。上板橋駅では、普通列車のみ利用が可能。速達タイプの列車は利用できませんが、「池袋駅」まで14分で直行できる点は大きなポイントです。池袋駅は大ターミナル駅なので、乗り換えることで都内様々なエリアへカンタンにアクセスができるのは大きな魅力と言えるでしょう。

上板橋周辺の家賃相場 ― 池袋に好アクセスながらもお得感ある家賃相場 ―

上板橋エリアの家賃相場は、板橋区の平均家賃相場と比べた場合やや低く設定されています。上板橋駅が所属する東武東上線沿線でも、東京都内の駅のみの平均家賃相場とほぼ同等。ターミナル駅までの距離と時間を考えれば、実はお得感がある設定であるとも言えるのではないでしょうか。

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間取り家賃相場
ワンルーム6.27万円
1K7.24万円
1DK8.78万円
1LDK11.43万円

上板橋周辺のオススメスポット ― カフェも併設したオシャレな図書館「板橋区立中央図書館」 ―

ときわ通り沿いの板橋区平和公園の園内に、一際目を引くガラス張りのスタイリッシュな建物があります。その正体は「板橋区立中央図書館」です。多くの蔵書を誇り、館内はゆったりとした空間が広がります。ホールやカフェ、ボローニャ絵本館、赤ちゃんの駅も併設。すべての年齢の人々が楽しめる、知のエンターテイメントスポットと言えるでしょう。

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板橋区のオススメの街③本蓮沼 ― 高校サッカー聖地のお膝元 ―

「本蓮沼」エリアは、板橋区の東部に位置します。繁華街的なエリアはなく、周りには住宅街が広がります。治安もとても良好で、街灯もしっかり完備されているので、初めての一人暮らしや女性の一人暮らしにピッタリでしょう。

本蓮沼駅を中心に中山道沿いに広がる「本蓮沼駅通り商店街」やスーパーマーケット「東武ストア本蓮沼駅前店」があるので、普段の生活もつつがなく過ごせます。本蓮沼エリアには「ナショナルトレーニングセンター」、高校サッカーの聖地「国立西が丘サッカー場」など、国立のスポーツ関連施設もあるのが特徴です。著名なアスリートを街の中で見かけることもあり、スポーツを身近に感じながら暮らせることでしょう。

本蓮沼の基本情報 ― 大手町まで22分!路線バスで池袋にも直行 ―

本蓮沼エリアで利用できる鉄道は、都営三田線の「本蓮沼」駅です。JR山手線乗換が可能な「巣鴨」駅に9分、JR中央線各停の乗り換え駅「水道橋」駅に17分、日本を代表するオフィス街がある「大手町」駅に22分で直行できます。

路線バスも利用しやすいのが本蓮沼のポイント。池袋駅や赤羽駅などにダイレクトアクセスできる路線が充実。電車以外でも移動がしやすいのは嬉しいですね。

本蓮沼周辺の家賃相場 ― 家賃も利便性も妥協したくない方にピッタリ ―

本蓮沼エリアの家賃相場は、板橋区の平均家賃相場よりも低く設定されています。しかも、本蓮沼を通る都営三田線の沿線内では最も低い家賃相場です。暮らしやすい上に、大手町など都心にも直行できるエリアながら、家賃が安いので、穴場的なエリアと言えるでしょう。利便性も家賃も妥協したくない方にオススメです。

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間取り家賃相場
ワンルーム6.01万円
1K7.02万円
1DK9.73万円
1LDK11.50万円

本蓮沼周辺のオススメスポット ― 八重紅しだれ桜の名所「南蔵院」 ―

本蓮沼駅から徒歩3分、緑が一際目立つスポットがあります。それは「南蔵院」です。境内に植えられている八重紅しだれ桜は、「板橋十景」に選定されるほどの美しさ。春には桜を楽しむ人々が多く訪れます。「ニューイヤーコンサート」や「ヨガ・ピラティス教室」、体操教室など、ふつうの寺院では見られないイベントや教室を開催しているのが特徴。新しい様々な形で人々の生活に寄り添っています。

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板橋区のオススメの街④志村坂上 ― 大型商業施設が2つもある人気住宅街 ―

志村坂上エリアは、板橋区の中東部にある街です。南北に走る中山道を中心に街が形成。中山道より西側の一部には工場がありますが、志村坂上の大部分には住宅街が広がります。大通り沿いに中高層マンション、内側に入ったエリアには戸建てを中心とした低層の住宅が多く見られるのが特徴。

中山道と環八が交差する志村三丁目交差点付近に、商業施設が多く集まります。ヨークマートやビバホームがテナントにあるショッピングモール「セブンタウン小豆沢」、「MEGAドンキ・ホーテ板橋志村店」などが特に利用しやすいでしょう。

志村坂上の基本情報 ― 山手線乗換駅まで11分でアクセス可能 ―

志村坂上の交通の基本情報を見ていきましょう。鉄道では都営三田線が利用可能で、エリア内には「志村坂上駅」があります。三田線は乗り換え路線が豊富にあり、JR山手線の乗換駅である「巣鴨」駅には11分、JR中央線各停乗り換え駅の「水道橋」駅に19分、地下鉄の大ターミナル駅「大手町」駅に24分で直行。

路線バスでは、赤羽駅や池袋駅まで運行する路線が利用できます。また「東京水辺ライン」という水上バスの「小豆沢発着場」も新河岸川沿いにあります。現在は不定期便のみの発着ですが、イベントがある際には利用できるので、東京の水辺散歩が楽しめます。

志村坂上周辺の家賃相場 ― 単身者向け物件がお得 ―

志村坂上エリアの家賃相場を見ていきましょう。志村坂上に駅がある都営三田線の沿線全体の中では、平均的な家賃相場です。しかし板橋区の平均家賃相場と比較した場合は、かなり安い家賃相場が設定されています。特に単身者向け物件の家賃が安いので、一人暮らしの方でお得に暮らせる街を探している場合には、この志村坂上がオススメです。

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間取り家賃相場
ワンルーム6.20万円
1K6.81万円
1DK10.96万円
1LDK11.52万円

志村坂上周辺のオススメスポット ― スポーツに親しむならココ「小豆沢公園」 ―

駅から徒歩5分の場所にある「小豆沢公園」は、2019年に「あずさわスポーツフィールド」としてリニューアルされました。野球場やテニスコート、体育館やプール・トレーニングスタジオなどをもつ小豆沢体育館が園内に設置されています。1週280メートルの「あずさわループ」と呼ばれるコースがあり、ランニングやウォーキングを楽しめる仕様。体を動かしたいときには、小豆沢公園に来れば気軽に行えるのは嬉しいですね。

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板橋区のオススメの街⑤高島平 ― 広大な高島平団地がある住宅街 ―

高島平駅は、板橋区北西部の埼玉県境に近い場所に位置します。駅の北側には低層の住宅を中心とした住宅街が、南側には高島平団地がアリ。特に高島平エリアの半分以上が高島平団地で占められているのが特徴です。

買い物は「メトロエム高島平」が地域の人々に多く利用されています。スーパーの「東急ストア」、ホームセンターの「ケーヨーデイツー」、100円ショップ「ダイソー」など、あると嬉しいテナントが勢ぞろい。一度に買い物が済ませられるのはとても便利です。

街の中に「赤塚公園」や「高島平緑地」など、自然を感じられるスポットがあちこちに多くあるのがポイント。四季折々の変化を感じながら、お散歩が楽しめる環境が整っています。

高島平の基本情報 ― 大手町駅まで31分!路線バスもエリア内をカバー ―

高島平をアクセス面から見ていきましょう。鉄道で利用しやすいのは、東京都心へ直行できる都営三田線の「高島平駅」。当駅から「巣鴨」駅まで19分、「水道橋」駅まで26分、「大手町」駅には31分でダイレクトアクセスが可能です。

路線バス網も充実しているのがポイント。駅から少し離れたエリアに部屋を借りたとしても、路線バスが多いエリアであれば駅までのアクセスに困ることもないでしょう。

高島平周辺の家賃相場 ― 二人暮らし向け物件がお得 ―

高島平エリアの家賃相場は、板橋区の平均家賃相場と比較した場合、やや安めに設定されています。高島平を通る都営三田線の沿線家賃相場と比べた場合には、かなりお得感がある相場と言えるでしょう。二人暮らしにちょうどよい広さの間取りが、お得に借りられるのが高島平の家賃相場の特徴です。

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間取り家賃相場
ワンルーム6.65万円
1K7.19万円
1DK7.03万円
1LDK12.46万円

高島平周辺のオススメスポット ― 絶滅危惧種も見学可能「板橋区立熱帯環境植物園」 ―

高島平駅から徒歩5分ほどの場所に高島平でのオススメスポット「熱帯環境植物園」があります。植物園と水族館が一緒になったタイプの施設で、熱帯エリアの植物や生物の展示が充実。絶滅危惧種である「カクチョウラン」が栽培されており、種の保存にも力を入れています。区立の施設ということもあり、大人でも260円という低価格で入館が可能です。

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板橋区で一人暮らしをするなら「マンスリーマンション」から始めよう

板橋区で一人暮らしをしてみたい街は見つかりましたか?今回ご紹介したように、板橋区には魅力的な街がたくさんあります。街の特性が自分の希望に合うかよく確認して、後悔なく一人暮らしを始めたいですね。

いいな…と思う街が見つかったら、家具付きのマンスリーマンションでお試し住みをしてみるのがオススメです。敷金・礼金がかからないので、初期費用を抑えて気軽に住むことが可能です。通勤アクセスや街の利便性など、実際に住んでチェックできるので確実な街選びができますよ。気になる街のマンスリーマンションをぜひ探してみてくださいね。

この記事を書いた人

千葉みなと

フリーランス歴15年以上の40代ライター。大学生と高校生の一男一女の母。東京在住。
子どもの手が離れつつあり、今では自分の時間を満喫しています。趣味は散歩、乗り鉄、料理、スポーツ観戦、謎解きイベント参戦。夏は野球(プロアマ問わず)、冬はラグビーを観戦。
青春18きっぷが発売されている期間は、あちこちの列車に乗りに行っています。お気に入りの路線は、JR大糸線・木次線・水郡線など。山越えの列車にロマンを感じています。