街歩き「巣鴨」|レトロな風情が逆に新鮮!あらゆる世代に愛される街|vol36
暮らす前に、知っておきたい街のこと。マンスリー48のスタッフが実際に歩いて、住みやすさを紹介する「街歩きシリーズ」。今回は巣鴨駅の周辺を散策してみました。
ー「巣鴨」が愛され続ける理由-
巣鴨といえばとげぬき地蔵尊で知られる「高岩寺」や赤パンツのお店「マルジン」など、街全体がお年寄り街としてのイメージが定着しています。それがある意味巣鴨のブランド力となり、長年お年寄りに愛され続けてきた理由かもしれません。
また最近では空前の「昭和レトロブーム」も後押しとなり、さまざまな世代から新たな注目を集めています。江戸時代から続くにぎわいや、古いものや文化が若い世代にとっては新鮮にうつり、中高年層には懐かしい街の風景にうつる。そんなあらゆる世代に愛される巣鴨の街を散策してみたいと思います。
ー池袋へ5分、大手町は12分「巣鴨駅」ってこんな駅ー
巣鴨駅にはJR山手線と都営三田線の2路線が乗り入れます。山手線の円の中でも巣鴨駅はちょうどてっぺんの中心部に位置しています。そのためどの主要駅にもアクセスしやすく、おおむね20分以内には到着できることが大きな特徴です。とくに2駅先の池袋からは4社8路線乗り入れているため関東近郊のお出かけにも大変便利。池袋まではわずか1本5分で到着するため、巣鴨で落ち着いた暮らしをしながら池袋の利便性を享受できるでしょう。
また三田線は大手町や神保町などのビジネスエリアへのアクセスに便利。三田線へは駅構内からスムーズに乗り換え可能です。駅のお店や使い勝手についてはこのあと写真つきでご紹介していきます。
春には桜が見えるポイントもあります。
ホームは1つで、1番線には内回り(池袋・新宿方面)の電車。2番線には外回り(上野・東京方面)の電車が到着します。
南口側にはサンドイッチが看板商品となる木村屋総本店の新業態「キムスタンド」やあんみつの「みはし」などの小売り店舗が軒を連ねます。正面口には駅ナカコンビニのNewDaysもありますので、乗車前後の買い足しに便利です。また正面口の右手側に都営三田線への乗り換え口があります。
エスカレーターと階段、両方あるため便利。駅からダイレクトに地下に潜れますので、傘をさす必要はありません。
北口を出て目の前のロータリーからタクシーに乗れます。
巣鴨駅のロータリーは、広々としているにもかかわらずバス停はありません。その代わりお年寄りでも一目で分かる、大きなバスの案内板がありました。これもお年寄りへの配慮でしょうか?
バス停は白山通り沿いに「池袋駅東口」行きと「浅草寿町行き」がそれぞれ配置されています。タクシー乗り場にはお年寄りが次から次へと並ぶ姿が見られましたので、やはり巣鴨ではバスよりもタクシーのニーズの方が高いのでしょうか?
巣鴨駅のロータリーは路肩に車を停めても他の車やタクシーがスイスイすれ違える余裕の広さ。駅まで車で送迎する際にもストレスなく乗り降りできそうです。この日は日曜日だったためか、タクシーはひっきりなしに出たり入ったり。駅への送迎の車も数台見受けられましたよ。
白山通り沿いには高いビルはなく、賑やかさと開放感があります。商店街を通行する方と自転車がすれ違っても余裕の広さです。
こちら側の風景は、商店街もなくガラリと雰囲気が変わります。この先には都営三田線の千石駅があり、電車で1分、徒歩でも10分ほどで移動可能です。
ー中山道の東側エリアは地域住民の生活圏ー
中山道から東側のエリアは染井霊園や本郷中高、SEIYUやスポーツセンターなど地域住民が利用する施設が多いエリア。その周辺には閑静な住宅街が広がります。まずは地域住民の生活圏である東側エリアから散策してみたいと思います。
モーニングが13時まで!小倉トーストが人気の純喫茶「ポピー」
こちらは、巣鴨駅ロータリー脇にある純喫茶「ポピー」。創業は昭和43年と、巣鴨で長く愛されているお店です。駅周辺には数々の企業があることから、常連さんの声にこたえてナポリタンや焼きそばなどのお食事メニューも豊富。お得なモーニングセットは13時まで対応するという大サービスぶりで、ランチを兼ねて訪れている方も多いようです。昭和レトロな雰囲気を味わいたい方にうってつけのお店ですよ。
巣鴨駅すぐそばの「SEIYU」と「サンドラッグ」
巣鴨駅ロータリーから徒歩1分にある「SEIYU」と「サンドラッグ」。「SEIYU」は地下1階が食品売り場で、1階が衣類や化粧品、2階は電化製品や雑貨などの生活用品が揃う3層構造。駅前のスーパーにしては、面積も広く品揃えも豊富です。24時間営業のため、時間が不規則な方でも気にせずお買い物できますよ。隣にドラッグストアの「サンドラッグ」もあるため、用途に合わせて使い分けできるのも嬉しいポイントです。
グラウンドからゴルフ練習場まで充実の「巣鴨スポーツセンター」
SEIYUから北へ少し歩いていると、大きなグラウンドが見えてきました。こちらの巣鴨スポーツセンターは、23区内でもかなりの充実ぶりです。サッカーグラウンドやプール、武道場、テニス、ゴルフ、ジムなどさまざまなスポーツを楽しめます。
もともとは三菱グループ関係者が厚生施設として利用していたようですが、今は一般の方の受け入れもしています。駐車場付きで、各種レッスンの受け付けもしていて、この巣鴨スポーツセンターからプロやオリンピック選手も出ているのだとか。駅から近いので学校や会社帰りに汗を流せるのは嬉しいですね。
和モダン空間で日帰り旅行気分をあじわえる「東京染井温泉 SAKURA」
「東京染井温泉 SAKURA」は巣鴨駅から徒歩6分、住宅街にひっそりと佇みます。
地下1800mから湧き出す天然温泉で、東京では珍しい無色透明で、保温・保湿効果に優れ、お肌がつるつるすべすべになると評判だそう。開放感溢れる露天風呂や、サウナ、岩盤浴などを楽しめます。とくに女性側の方がつくりも広く、ミストサウナや立ったまま入浴できる立ち湯など、男性側にはないサービスもついているようです。
館内では食事もでき、駅からは送迎バスも出ていますので、なんだかちょっとした小旅行気分をあじわえそうですよ。巣鴨の商店街巡りで歩き疲れた際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね。
オリンピック選手を多数輩出!老舗のスイミングスクール
先ほどの「東京染井温泉 SAKURA」のお隣にある、「東京スイミングセンター」。
こちらは『オリンピックで旗をあげる選手を輩出する』を目標につくられた日本水泳連盟肝入りの施設です。その目標どおり、これまで歴代のオリンピック選手を輩出してきており、北島康介選手や寺川綾選手などメダリストが腕を磨いた場所として地元では有名なスイミングスクールだそうです。幼児や小学生のスイミングスクールから競泳、飛込、シンクロ教室など競技内容もさまざまです。すぐそばでトップ選手の練習風景を見られるという貴重な体験もできますよ。
フィットネスも併設されていて、大人向けの体力づくりのためのプールプログラムも用意されていますので、体力づくりのために利用することも可能です。
ー中山道の西側エリアは誰もが知る観光地「巣鴨地蔵通り商店街」ー
東側エリアとうって変わって、西側のエリアにはとげ抜き地蔵さまで知られる「巣鴨地蔵通り商店街」が中心となり、連日多くのにぎわいをみせています。巣鴨地蔵通り商店街では、毎月4・14・24日には「4の日」と呼ばれる縁日が開催されされます。実は何気なく訪れたこの日はラッキーなことに「4の日」だったんです!屋台や古着屋さんなどさまざまな出店が出ていてとても賑やかでした。
今回はそんな昔ながらの風情が残る「巣鴨地蔵通り商店街」で押さえておきたい人気スポット巡りをしてみたいと思います。
「巣鴨地蔵通り商店街」で押さえておきたい人気スポット巡り
巣鴨地蔵通り商店街の看板の下、大きな声で歌を歌う人や、呼び込みの声など活気あふれる情景にさっそくワクワクしてきました!
他にはない品揃え「巣鴨萬盛堂薬局 六地蔵店」
こちらは「眞性寺」の敷地からも入店できるドラッグストア「巣鴨萬盛堂薬局 六地蔵店」。チラッと見る限り普通のドラッグストアでは見かけないようなラインナップ。独特な品揃えで立ち寄らずにはいられない気になるお店の1つです。
大きなお地蔵さまが目印!「真言宗豊山派 醫王山 眞性寺」
巣鴨地蔵通り商店街の手前にある「眞性寺」には、大きな傘をかぶり杖をもつ江戸の六地蔵として知られるお地蔵様が祀られています。旅の安全を見守るために江戸の六街道の出入口に置かれていたそうです。
近くでみると圧巻の大きさですが、お顔はとても穏やかな表情をされています。これまでどれだけの旅人を見送ってきたのでしょうか。
商店街にはたしかにおじいちゃん、おばあちゃんの姿が多く見られますが、それだけでなくカップルや親子などさまざまな年代の方が「4の日」の巣鴨を楽しむ姿が見られましたよ。
おまんじゅうの箸休めにおせんべいはいかがでしょうか?「雷神堂 巣鴨本店」
手焼き、手作りにこだわったおせんべい屋さん「雷神堂」では、焼きたての手焼きせんべいが食べられます。お店で一番人気なのが「ぬれかり」。焼いてから割って二段仕込みされたせんべいは中までしっかり味がしみ込んでいるので、お酒のつまみにも合いますよ!商店街での食べ歩きの際も、おまんじゅうなど甘味とごいっしょにいかがですか?
「TAKASE」
お次は店頭で美味しそうなパンを販売する「タカセ巣鴨店」。
1Fはベーカリー、2Fはカフェ、3Fはレストランとすべてタカセが運営するお店です。店頭にあったぶどうパンに惹かれました。3F洋食レストランでは4種類のパンが食べ放題になる日替わりランチが人気のようです。パン屋さんだけど、ボリューム感満載でとってもおいしい洋食が食べられるのだそう。昔ながらの洋食屋さんが好きな方はぜひチェックしてみてくださいね。
ー巣鴨グルメを堪能できる!南口エリアー
みずの
巣鴨の人気フードの中でも必ずでてくる名物塩大福のお店「みずの」。巣鴨には塩大福のお店がたくさんありますが、こちらの「みずの」が発祥だそう。塩大福には元祖塩大福と特選塩大福、さらに夏季限定の冷やし塩大福があります。特選塩大福には小笠原の塩を使い個包装してありますのでお土産に良さそうです。
思わず買ってしまいました!まずは特選塩大福から…皮がしっかりとしていて肉厚で弾力があります。その中にあるあんこの塩加減がたまりません。「みずの」の餡はあずきそのものの色合いで少し薄い色合い。自然の甘さを感じられます。
一方でお隣の冷やし塩大福も同じ餡が使われていますが皮がちょっと違う。少し薄くて特選塩大福よりも餡がしっかりと感じられます。夏の暑い日でしたので、私は冷やし大福に1票を投じたいと思います。「みずの」には他にもさまざまな人気の和菓子が取り揃えられていますので、ぜひ食べ比べしてみてくださいね。
「八ツ目や にしむら」
こちらは大正15年創業のうなぎ屋さん「八ツ目や にしむら」。こちらは八ツ目鰻というちょっと癖のある珍しいうなぎを扱うお店です。この日は「八ツ目鰻の入荷はございません」とありましたので、毎回食べられるわけではなさそうです。店先は小さく見えますが、こちらはビルになっていてエレベーターで上の階へ行けるバリアフリー仕様。肝焼きやうなぎ串、焼きおにぎりなどさまざまな形でうなぎを食べられますよ。
巣鴨の代名詞「とげぬき地蔵尊 高岩寺」
こちらは言わずと知れた「とげぬき地蔵尊 高岩寺」。病気治癒のご利益があるとして昔からたくさんの人々が訪れてきたお寺です。これだけ有名な「延命地蔵菩薩(とげぬき地蔵)」さまですが、残念ながら秘仏のため拝見することはできないそうです。その代わりに菩薩さまのお姿が描かれた御影を病のある患部に貼ったり飲み込んだりすることで、「病のとげ」を抜いてくれるそうです。これがとげぬき地蔵さまに古くから人々が集まる理由です。
まずは「常香炉」で線香をお供えします。煙を体の悪いところにあてると治るといわれています。そんなに大きなお寺ではありませんが、敷地内にベンチなども設置され人々の憩いの場となっています。
そしてこちらが高岩寺一番の人気エリア「洗い観音」さまは、水をかけて体の悪いところを洗うと病気を治癒してくれるご利益があるそうです。散策中に何度か出入りしましたがいつ来ても行列ができています。そして並んでいる人はおじいちゃん、おばあちゃんに限らず、さまざまな世代の方々。身近な方の病気が治ることを祈り、ご家族で訪れている方もいらっしゃるようです。どうか皆さまの思いが届きますように…。
手作りあんぱんが人気「喜福堂」
高岩寺を出てすぐ、おいしそうなパン屋さんを発見!こちらはパン好きさんには見逃せない手作りあんぱんのお店「喜福堂」。創業は大正5年とすでに100年以上もの歴史をもつお店です。あんぱんに使われている餡は北海道十勝産の最高級グレード。そしてあんぱんは一つずつ手包みしているそうですよ。
どうしても買わずにはいられず、本日2つ目のお土産となるあんぱん(つぶあん)をゲット。とってもお腹が空いていたので、つぶ餡とこし餡を一気に食べてしまいました(笑)。写真のあんぱんは黒いゴマが目印のつぶ餡。こし餡は白いゴマが目印です。
どちらも美味しすぎましたが、私はつぶ餡の方が好みでした。甘すぎず小麦の香るパンとの相性もピッタリ。「おいしい!もう1個」となり続けて2個食べてしまいましたが、もったりとすることもなくなんなく完食。次はクリームパンやりんごパンなど違うお味にもチャレンジしてみたいです。
そして写真を撮り忘れましたが、オシャレな紙袋に入れてくれます。実は縁日が楽しくてお買い物の荷物がどんどん増えていたのですが、取っ手付きの紙袋に入れていただけたのはありがたかったです。
カレーうどんの名店「古奈屋 巣鴨本店」
喜福堂の近くに巣鴨に来たら見逃せない人気のお店が2店舗あると聞きつけ、中山道に向かって路地を歩いていると、落ち着いたカフェのようなお店が見えてきました。こちらが1店舗目のカレーうどんの名店「古奈屋 巣鴨本店」です。
カレールーには、野菜や果物、お肉など20種類以上もの具材が使われていますが、小さく刻み炒めてから原型がわからなくなるほど煮込みます。そこへ古奈屋独自のかつおだしやミルクをブレンド。ゴロゴロとした食感はなく、つゆのうまさとうどんのなめらかな食感を楽しめる一杯です。巣鴨散策の候補の一つとしてぜひ立ち寄ってみてくださいね。
「かき氷工房 雪菓(せっか)」
こんな暑い日はかき氷が恋しくなります。7月の灼熱の中たくさんの人だかりができていたのは、富士山麓でつくられる天然氷を使ったかき氷屋さん「雪菓」。こちらのお店では手回し式のかき氷機で一杯ずつ丁寧に削ります。ふわふわの氷が山盛りに入った器にたっぷりの練乳をかけるのが雪菓のこだわり。自家製の手作りシロップと練乳との濃厚な味わいを楽しめます。お店には行列ができていますが、最初に番号を取っておけば、ツイッターで順番をお知らせしてくれるため、その間にはお店を離れて巣鴨散策を楽しめますよ。
食べ歩きにピッタリ「磯揚げ まる天 巣鴨店」
海老マヨ棒やチーズ棒など串にささったものやじゃがバター天など珍しい味もあります。おやつ代わりに食べるもよし、おかずにするもよし。食べ歩きの際はその場で温めてくれますので、熱々の状態でおいしくいただけます。結構大きさもありますので、食べる分だけ温めてくださいね。
口コミで広まった?激安ドラッグストア「OSドラッグ」
こちらは巣鴨地蔵通り商店街になくてはならないドラッグストア「OSドラッグ」。ポイントカードなし、現金のみですがチラシを出さない分とにかくなんでも安いと評判のお店です。口コミで広まったのか海外の方もたくさん訪れるそう。いつも人気で混雑していますので、お買い物の際はレジに並ぶのを覚悟で訪れてみてくださいね。
海老フライが美味しい大衆食堂「ときわ食堂本店」
さてさてお次は巣鴨地蔵通りで人気の定食屋さん「ときわ食堂本店」です。とくに海老フライが二度見してしまうほどの大きさで、自家製タルタルソースとの相性もバッチリ!全てのお客様へ「美味しかった」と言ってもらえるよう、素材、手間ひま、接客にまで徹底したお店です。
店舗で出されるメンチカツやコロッケなどの料理だけでなく、ぬか漬けやポン酢、照り焼きのタレまですべて自家製というこだわりよう。ここへくればきっと味だけでなく、心も満足できますよ。ただしお昼時は行列必至のため、お食事時を避けて来店するといいかもしれません。
商店街には、「まいばすけっと」や「肉のハナマサ」などのスーパーマーケットも充実しています。商店街の散策ついでにお買い物もできちゃいますよ。
新鮮野菜が驚きのプライス「プチベールi」
こちらはフレッシュ野菜と果物のお店「プチベール 巣鴨店」。新鮮な野菜が手に入ります。今回訪れたときには、静岡産のミニトマトが20個以上たっぷり入って1袋250円、長ナスも3本くらい入って1袋100円、スナップエンドウも1袋100円と驚きのプライス!どんなお野菜が手に入るのかはその日の入荷次第でお楽しみ。珍しい野菜も並ぶそうなので、商店街を訪れた際には立ち寄ってみてくださいね。
巣鴨に新星現る!「タルトリーアルベール巣鴨地蔵通り本店」
人通りも段々とまばらになってきた、商店街の中間地点。ここでひときわ人が集まるお店を発見!こちらは本場フランスのタルトを扱う専門店「タルトリーアルベール巣鴨地蔵通り本店」。バナナやイチゴ、ショコラなどスイーツ系のタルトから、お惣菜系のキッシュなど種類も豊富に揃っています。日本ではあまり見られない素材の組み合わせやキッシュの生地もサクサク。とくにピスタチオを使ったタルトが人気のようです。オープンしてからまだ浅いようですが、これからさらに人気が高まりそうな注目のお店ですよ。
巣鴨街歩きの締めくくりは、ここ「巣鴨バッティングセンター」。巣鴨駅からチラッと見えて、立ち寄らずにはいられませんでした。ここも昭和感が溢れでていますね。
こちらは「巣鴨地域文化創造館」の敷地内にあるお手洗いのスポット「中山道待夢 御手洗」。歩き疲れた際にベンチで休憩もできます。すがもんのおしりをさわると何やらご利益があるそうで「ならばぜひ、さわってみたい!」と思い楽しみにやってきましたが、現在はコロナによる感染防止対策としておさわりは禁止されていました。残念でしたがせめて写真におさめようと、おしりの前にあった自転車を移動させていただき「パシャリ」。コロナが落ち着いたらまた御利益を賜りに伺いたいと思います。
文字通りタイムされている方の姿が見られます。「巣鴨地域文化創造館」には作品の展示や資料などがありますが、地域のコミュティーセンターの役割を果たしているようです。
狛犬ならぬ狛猿が見守る「巣鴨猿田彦大神庚申堂」
街歩きの最後は巣鴨地蔵通りの終点にある「巣鴨猿田彦大神庚申堂」です。交差点の脇にある小さなお堂ですが、ひっきりなしに参拝客が訪れます。こちらは1502年(文亀2年)に庚申塔を建立したのがはじまりとされています。庚申塔とは、江戸時代の江戸の民間信仰であった「庚申様」を祀るために土を小高く持ってつくった石塚をいいます。
当時の高さは8尺(約2.4m)ありましたが、1657年(明暦3年)明暦の大火により復興に使われる資材が倒れてきて庚申塔に当たり、塔は5つに砕けてしまったことから土の中に埋められたそうです。そしてその上に丈を縮めた塔を再建した「庚申塔」が現在御本殿に祀られています。
明治のはじめには千葉県銚子市の猿田神社より「猿田彦大神」を勧請し合祀したそうです。猿田彦大神は神様の道案内をしていたことから、「みちびきの神」「みちひらきの神」として祀られ、人や物事を幸運へと導く神様として崇められています。
令和の時代に、都心でこれだけ活気ある昭和レトロなお店が集結している街は「巣鴨」だけではないでしょうか?初めて行く場所ばかりだったのに、なぜか懐かしさや居心地の良さを感じてしまう、それが巣鴨の魅力でしょう。正直第2弾も書けるくらい、気になるお店、回り切れなかったスポットがたくさんあります。巣鴨の街が気になっている方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。
また巣鴨に住みたいとお考えの方、巣鴨の魅力をもっともっと知りたくありませんか?そんな方にオススメなのが、マンスリーマンションでのお試し住みです。
マンスリーマンションでお試し住みすれば、通勤・通学へのアクセス性や気になるお店も、じっくりチェックできますよ。もちろん、敷金不要で必要な家具家電はすべて揃っていますので、面倒なお引越しも必要ありません。お部屋探しからお引越しまで2日あれば完了します。気になる街のマンスリーマンションもぜひ、チェックしてみてくださいね。