【男女別】出張で必要な持ち物リスト。忘れやすいものベスト10も解説!
初めての人もそうでない人も、慣れるまでは毎回忘れ物が発生しかねない出張。会議資料や訪問先へのお土産などを準備しているうちに、自分の身の回りのものは後回し、出発直前になってから準備をする、という人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、出張時の忘れ物の代表例に加え、忘れ物への対策をご紹介します。忘れ物をせず、滞りなく出張に行けるよう、ぜひ参考にしてみてください。
出張に行く際に忘れやすいものベスト10
出張前は、訪問先で行うプレゼン資料の作成やその他の仕事や準備に追われて、何かとバタバタしてしまうことが多いでしょう。そんなときだからこそ、忘れやすいと考えるものを10個ご紹介します。特に、初めて出張に行く人や久しぶりに出張に行く人は、必要に応じてリストを作成しながら参考にしてみてください。
1. 充電器、ACアダプタ
スマートフォンやノートパソコンは忘れずに準備したのに、「充電器やACアダプタを忘れてしまった」ということはよく聞く話です。訪問先や会社へ電話をしたり、慣れない土地では地図アプリが必要になったりと、出張時は特にスマートフォンの使用頻度も高いでしょう。また、取引先での会議中だけではなく、移動中や隙間時間の作業でも使うことが多いパソコンは、ACアダプタなしではすぐに充電残量がなくなってしまいます。
スマートフォンの充電器はホテルで借りられる可能性がありますが、パソコンのACアダプタは要注意です。出張先で家電量販店に行かない限りは、自分のパソコンに使用できるものが見つかる可能性は低いでしょう。メーカーごとに電圧や電流が異なることも多いため、他社製品の使用はオススメできません。
2. 名刺
出張時の必携品である名刺。そのサイズゆえ、持ち忘れてしまったり、ないことに気がつかなかったりすることもあるでしょう。特に、普段から携行していない人は注意が必要です。
また、途中で名刺が足りなくなったという事態も避けたいですね。出張時は余裕をもって、いつもよりも多めに持参すると良いでしょう。
3. 手帳や筆記用具
普段から、スケジュールや大事な人の連絡先を書き込んでいる人にとって、手帳はなくてはならないものです。また、手帳があれば、サッとメモを取ることができます。普段あまり使っていない人にとっても、あると便利でしょう。
筆記用具は、最低でもボールペン1本、できれば数本持参したいところです。メモを取ったり、契約書類やホテルのチェックイン時に署名をしたりと、所々で必要になるでしょう。特に、コロナ禍では他人と共有せずに、自分のものを持っていると安心です。
4. 身分証明書
いつ、どこで必要になるか分からない身分証明書は、必ず携行しましょう。免許証やマイナンバーカードなど、顔写真入りのものが好ましいと言えます。
5. 健康保険証
出張先で体調不良に見舞われた場合に備えて、健康保険証の携行も必須です。仮に、健康保険が使えない海外出張の場合であっても、空港までの道中で何かあるか分かりません。他のカード類同様、紛失には注意しながら、常に携行するようにしましょう。
6. キャッシュカード、クレジットカード
現金が足りなくなったときに備えて、キャッシュカードやクレジットカードがあると安心です。特にクレジットカードは、 精算や各種手続きがスムーズになったり、カードの種類やランクによっては、空港のラウンジサービスを利用できたりするというメリットがあります。また、現金よりもクレジットカードを利用した方が、出張後の旅費精算もスムーズに行えるでしょう。
7. 交通系ICカード
移動の多い出張では、交通系ICカードの持参が欠かせません。交通系ICカードは、首都圏で主に使われているSuicaを使って関西のICOCAエリア内で交通機関への乗車が可能であるなど、全国で相互利用が可能です。ただし一部地域を除いて、異なるエリアをまたいでの利用はできない点に注意しましょう。
8. コンタクトレンズや眼鏡
コンタクトレンズを使用している人にとっては欠かせない、洗浄液やケース、目薬、眼鏡。洗浄液やケースを持っていくのが面倒な場合や、少しでも荷物を減らしたい場合は、使い捨てタイプのものにすると良いでしょう。また、コンタクトレンズは多少余分に持参しておくと安心です。
9. 常備薬
急な頭痛、腹痛、風邪の症状などに備えて、常備薬を持参するようにしましょう。その際は極力、過去に使ったことがあるものが良いと言えます。出張先で入手が困難な処方薬を使っている場合は特に、忘れないように注意しましょう。
10. 除菌グッズ
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、あらゆる店舗や施設の入り口にアルコールスプレーが設置されるようになりました。しかし、「不意にどこかに触れてしまった」「触れる前に消毒したい」というときもあるでしょう。そんなときに備えて、除菌シートやハンドジェルなどの除菌グッズを常に携行しておくと安心です。
【男女別】出張に忘れがちなものとは
貴重品や仕事道具、衣類など最低限必要なものばかりに目がいくと忘れがちなのが以下のもの。これらも忘れずに、持ち物リストに入れておくと良いでしょう。
忘れがちな持ち物~男性編~
- 髭剃り
- 整髪料
- 制汗シート
- 簡易スリッパ
- 替えのネクタイ
男性の身だしなみを整える、髭剃りや整髪料、制汗シートは、出張時の必携アイテムとも言えます。また、長時間の移動時は、革靴を履き続けるよりも簡易スリッパに履き替えると足の疲れを軽減できるでしょう。スーツを連日着回す場合も替えのネクタイさえあれば、前日とは異なる印象を与えることができます。
忘れがちな持ち物~女性編~
- メイク道具
- 羽織物、ストール
- 予備のストッキング
- 生理用品
- 簡易スリッパ
女性にとって最も重要と言っても過言ではないのに、忘れやすいのがメイク道具。肌がデリケートな人やこだわりがある人は、忘れないように特に注意しましょう。
移動中の機内や車内で冷房が効きすぎている場合や、ストッキングが伝線してしまった場合などの「もしも」に備えたグッズがあると安心です。ヒールのある靴は、足も浮腫みやすく疲れやすいので、移動中に履き替えることができる簡易スリッパを持参すると良いでしょう。
忘れ物をしないための対策
気をつけているつもりでも、「いつも何かしら忘れてしまう」という人もいるのではないでしょうか。忘れ物をすると、出張そのものに支障が出る可能性があります。また、気持ちにも焦りが生じかねなしでしょう。
ただでさえ、日常と異なるスケジュールで動く出張は疲れやすいもの。不要な焦りや疲れを生じさせないためにも、忘れ物をしないためにできる対策を打ちましょう。
前日に全て準備を済ませ、一箇所に固めておく
出張当日の朝や家を出る直前に持ち物を準備することは、時間にも追われるため忘れ物のリスクを高めます。前日までに準備を済ませ、玄関先や部屋の隅など、一箇所に固めて置いておくようにしましょう。充電器や髭剃り、メイク道具など、出発直前まで使用する可能性があるものは、荷物の上にメモや付箋をつけておくと、忘れにくくなります。
メモアプリでチェックする
Google keepやその他のメモアプリ、忘れ物防止のリマインダーアプリを使うのも効果的です。一度リストを作成しておけば、次回以降の出張時にも役立てることができるでしょう。
持ち物を減らす
忘れ物が発生する原因の1つとして、持ち物が多いことが挙げられます。つまり、そもそもの持ち物について見直し、必要最低限のものだけにすることで、忘れ物は軽減できるでしょう。例えば、タオルや歯ブラシなどのホテルにアメニティとして備わっているものは、わざわざ持っていかなくても、殆どの場合で支障はありません。
忘れ物をしてしまったときに備えた対策
忘れ物を防ぐ対策をしても、なお忘れる可能性がある人や不安を覚える人もいることでしょう。そんな人に向けて、忘れ物をしてしまったときに備えた対策をご紹介します。
データ類はクラウドも活用しよう
出張先で使うプレゼンやその他資料は、クラウドにも保存するようにしましょう。パソコンやUSBに保存したり、紙に印刷したりして持っていく場合は、忘れたり紛失したりするリスクがあります。クラウドに保存されていれば、保存媒体を忘れた場合や万が一パソコンが動かなくなってしまった場合も、他のパソコンからアクセスし、利用することが可能です。
モバイルバッテリーを常備
スマートフォンの充電器を忘れてしまったときや、充電器はあっても充電できるタイミングがなかったときに備えて、モバイルバッテリーを常備しておきましょう。普段は使用機会がないという場合は、出張に合わせてレンタルすることも可能です。バッテリーの軽さと容量の大きさはトレードオフになりますが、出張時は大容量のものの方が安心でしょう。
スマートフォンに複数の決済機能を備えておく
現金が足りなくなってしまった場合や、キャッシュカードやクレジットカードを忘れてしまった場合に備えて、スマートフォンに複数の決済機能を備えておくと安心です。PayPayやLINE PayなどのQRコード決済やApplePayやGooglePayなどの非接触IC決済などに代表される、いわゆるスマホ決済は、全国のあらゆる店舗で導入が進んでいます。
また、交通系ICカードのアプリをスマートフォンにインストールするのもオススメです。複数枚あれば、かさばってしまうのがカード類。アプリで利用できるものは、順次切り替えを進めていくと良いでしょう。
現地で購入する
仮に忘れ物をしてしまったときも、貴重品や処方薬以外であれば、大抵のものは現地で購入することができます。国内であれば、空港や駅、ホテルの周辺にコンビニがあることが殆どでしょう。荷物を最小限にしたい場合や時間がない場合は、現地で購入できるものはあらかじめ持っていかないという選択も良いかもしれません。