街歩き「武蔵小杉」|人とお店と街が自然とつながる緑と癒やしの楽園!|vol29
暮らす前に、知っておきたい街のこと。マンスリー48のスタッフが実際に歩いて、住みやすさを紹介する「街歩きシリーズ」。今回は武蔵小杉駅の周辺を散策してみました。
武蔵小杉といえば、「住みたい街ランキング上位」「タワーマンションの街」「同僚の奥さんが絶対に引っ越したくない!」と言っていた街。そのくらいの認識しかない状態で武蔵小杉へやってきましたが、取材に来た私の感想は「私が住みたい街ナンバーワン」かもしれません。
なぜこんなにも街とお店が一体化してるの?
正直こちらに訪れるまで、「武蔵小杉」のことを何もわかっていませんでした。でも歩いていて思ったんです。なぜこんなにもお店と街が同じ方向を向くことができたんだろう…。
実はわずか十数年前までは、この地域には工場が多く存在した京浜工業地帯の一角。もともと再開発の話が出たのは昭和63年頃。当時の計画では住宅地はつくらず、百貨店やオフィスビル、ホテルなどの商業地域にする予定だったそうです。その後バブルがはじけ計画を見直し、人が住み生活するための「街づくり」へと軌道修正。住宅を含めた複合的な街づくりへと変化したと聞きます。
そしてちょうどその頃、時代の変化とともにその地にあった工場などが撤退や郊外などへ移転し、広々とした土地がいくつも空くことになってしまったんです。その広大な空き地に最初に建てられたのがタワーマンションです。
ただし、住宅ばかり増えて街のバランスが崩れないようにと、川崎市が主体となり住宅や商業、娯楽、教育など文化交流をコンパクトに集約。それにより、道路の拡幅や駅前広場の整備、大型商業施設や公共施設なども合わせて誕生させていったそうですよ。そうして駅の利便性なども手伝い、瞬く間に街がつくられていったそうですよ。
なるほど、街づくりのコンセプトと工場の撤退などタイミングも良かったんですね。
とにもかくにも街とお店と住民が同じ方向を向いているのは、こうした川崎市の思いと、設計者とそこに住んでいる人々が時代の変化に合わせて築きあげたものだったんですね。
街とショッピングモールが一体化「武蔵小杉駅」ってこんな駅
武蔵小杉駅は、武蔵小杉駅にはJR線のホームと東急線のホームの2つに分かれています。JR線からは南北線、横須賀線、湘南新宿ライン、埼京線および相鉄線が乗入れます。一方で東急線ホームには、東急東横線と東急目黒線の2路線が乗り入れ、合計6路線の利用が可能です。
ちなみに毎回街歩きで駅を降りると一目散にホームの端へ行き、鉄子のように夢中で電車の写真を撮っております。今回の角度はいかがでしょうか?
湘南新宿ラインで渋谷へは16分、新宿は21分、横須賀線で品川へ11分、東京20分と都心へのアクセスが抜群。横浜へは湘南新宿ラインと横須賀線どちらも利用可能で、12分程度でアクセスできます。また東急東横線と目黒線に関しては朝の早い時間帯に始発列車が何本か出ていますので、少し待てば座って通勤・通学も可能です。
ただし、通勤・通学時間帯はとても混雑するそう。とくに横須賀線と南北線のホームは距離もあるため、移動時間に10分程度は覚悟したほうが良さそうです。
JR線は下りエスカレーター、東急スクエアへの連絡改札は上りエスカレーターです。何気なく歩いていると、間違った方向に進んでしまいますので注意してくださいね。
改札を出るとそこは東急スクエアの4Fレストランフロアに到着します。
4Fのレストランフロアでは、定食屋さんからイタリアン、中華、アジアン料理までさまざまなメニューを楽しめます。ほどよくグリーンも配置され、お隣との視線を遮りながらゆっくりとくつろげる空間づくりがされていて、お食事前のお店決めやお食事後の休憩にも良さそうです。
あまり広くありませんが、外に出られるスペースがあると、なんだか気持ちいいですよね。
大きなサッシの向こう側に東急線の線路が広がっています。電車を見下ろせますので、お子さんなど電車好きの方にとってはかなりオススメのスポットですよ。
私も座って景色を見たかったのですが、先客がいらっしゃったので、風景だけをパシャリ。これはなかなかの絶景です。
仕事帰りやお買い物のついでに図書館の利用ができます。駅前にあると、図書館の利用頻度が上がりそうですね。ネットで取り寄せておけば、手間なく簡単に本が受け取れますよ。
さすが住みたい街ランキング常連の武蔵小杉!駅前もオシャレで素敵です。
オシャレな一軒家カフェ 「LATTE GRAPHIC 武蔵小杉店」
こちらは東急線の武蔵小杉駅前こすぎコアパーク内にある一軒家カフェ「LATTE GRAPHIC 武蔵小杉店」。平日の昼間でもたくさんのお客様でにぎわっていました。メルボルンをテーマにしたカフェで、外観もとてもオシャレ。
パスタ、ピザ、ステーキなどのお食事メニューも充実しています。彩りもとってもキレイで美味しいと評判です。テラス席ならワンちゃんとのお食事もできますよ。
先ほどの「LATTE GRAPHIC 武蔵小杉店」の対面にある、立ち飲み焼き鳥のお店「& bird」。ランチタイムでしたが、テラス席で焼き鳥やビールを楽しんでいらっしゃる方の姿が見られました。青空の下、昼間からなんだか贅沢な気分になれそうですね。
仕事帰りにサクッと一人のみするのにも抜群の立地です。
広々店内で快適ショッピング「イトーヨーカドー」
こちらのイトーヨーカドーは、地下1階から5階に店舗と屋上にテニススクールがあります。グランツリーにもイトーヨーカドーが入っていますが、そちらはやや混み合うので、店内が広々としていてお買い物しやすい!とあえてこちらを利用する方も多いようです。
シャトレーゼやミスタードーナツといったスイーツ店やもありかなり利用できます。また3Fはプチホームセンターのようにリニューアルされたり、4Fは全面ダイソー、5Fは全面ノジマ電気と人気の売り場を拡大したりとかなり使い勝手も良さそうです。駅前にこれだけの充実した施設があると助かりますね。
武蔵小杉のNEWスポット「Kosugi 3rd Avenue」
あまりにも素敵なエリアに心を奪われてしまいました。芝生エリアやベンチスポット、センスよく植えられた植栽、子供が思わず登りたくなるようなオシャレなオブジェなど、お店を目指して来た方だけでなく、ちょっと前を歩いている方がふらっと立ち寄れるオアシスのような場所。
そんな「Kosugi 3rd Avenue」をぐるっと一周してみたいと思います。
お店のドアも開け放たれていて、気軽に入れそう。ほどよく配置された木陰のベンチもほっとできるスペース。
イートインがオススメ!癒やし時間が過ごせるベーカリー「R Baker 武蔵小杉店」
「心とからだにおいしい」をコンセプトに、食材だけでなく、心地よく過ごせる空間づくりにもこだわったパン屋さんです。スイーツパンから惣菜パンまでさまざまなパンが揃っています。
お昼の12時までは、トーストとサラダがセットになったモーニングセットがお得です。また、パスタやサンドイッチなどのフードメニューも豊富。ソファ席などもあり、リゾート気分でお食事できますよ。
ショッピングで歩き疲れたときや、のどを潤したいとき、ちょっとした読書タイムにも良さそう。
アメリカンスタイルのフードコート「3rd Avenue Food Market」
こちらは、さまざまな店舗が入ったフードコートエリア。ガラス張りの外観にオープンキッチンのオシャレな空間で、なんだかアメリカンな雰囲気が漂います。
お店はタイ料理や焼き鳥、インドカリー、天ぷら、ジェラートなどなんでもありです。グループでのお食事に困ったとき、何が食べたいのか分からずお店が決められないときなど、ここへ来ればきっとお好みのお店が見つかりますよ。オシャレな空間で気兼ねなく過ごせる点もオススメです。もっと長居したいところですが、次なるエリアに進みたいと思います。
呑兵衛さんはこちらのエリア!「センターロード小杉」
先ほどのオシャレな雰囲気から一転、武蔵小杉駅目の前にある魅惑のスポット「センターロード小杉」。このエリアへ訪れれば、昼だろうと関係なし。呑兵衛さんたちが楽しめるお店がひしめいています。
えっ!豚汁に角煮?「農家ごはん つかだ食堂 武蔵小杉店」
センターロード小杉の路地裏で明るく元気に営業する「農家ごはん つかだ食堂 武蔵小杉店」。定食店でありながら昼のみの営業です。こちらに来たら、名物の豚汁を食べてみてください。
ゴロゴロ野菜と一緒に入っているのは、薄切りの豚肉ではなく、角煮レベルの分厚いお肉。でもどちらもしっかりと煮込んであって、びっくりするほどの柔らかさなんです。十分食べ応えがあるため、お味噌汁というよりも、立派なおかずの1品。ぜひ、お腹を空かせてから食べてみてくださいね。
店員さんの対応が良いと評判のドラッグストア。駅からすぐなので、生活用品などの買い足しに便利です。
「PUBLIC HOUSE 武蔵小杉店」
先ほどのドラッグストアから、道路挟んですぐの高架下にあるオシャレなカフェ「PUBLIC HOUSE 武蔵小杉店」。室内は席と席の間もほどよく離れていて、オシャレな家具に囲まれながら、広々とした空間でカフェを楽しめます。
「キッズパスポート」は3ヶ月の有効期限内なら何度でもランチが550円。ドリンクかポテト、アイスクリームの中から好きなものを1品選べるようですよ。お子様連れのママにとっては、お買い物ついでにランチもできて嬉しいサービスですね。
さきほどのオシャレなカフェのお隣にある、オシャレなアジアン創作メニューのお店「アジアンビストロ Dai 武蔵小杉店」。グリーンカレーやトムヤムクン、バッタイなどアジアンテイストなメニューがリーズナブルに楽しめるとあって昼、夜問わず人気のお店です。
店内へ向けられたカウンターのテラス席は、屋根付きで暑い日や雨の日でも快適にお食事できそう。またベビーカーのママさんは、お子さんがいると周囲が気になってなかなかランチは楽しめませんが、オープンテラスのお店なら赤ちゃんが泣いてもすぐに抱っこしてあげられて、泣き声におびえずにお食事できますね。
ランチ時ですが店内は照明が灯り、なかなかのリゾート感です。グリーンの目隠しもアジアンな雰囲気を醸し出しています。オープンテラスで感染対策もバッチリですね。
こちらは武蔵小杉で有名なパンケーキのお店「3 STARS PANCAKE」。週末は行列必至の人気店です。
この日も外に数名女性のお客さんが並んでいらっしゃいました。パンケーキはふわふわ系の柔らかい生地。ふっくらして大きいので食べられるか心配になりますが、軽めの食感なので意外とペロリと食べられちゃいますよ。定番から期間限定まで、思わずSNSにあげたくなるようなかわいらしいメニューばかりです。
エレベーターはなく、階段のみなので、ベビーカーでお越しのママさんは、スタッフの方が手伝ってくれるそうですよ。店内にはおむつ替えシートもありますので、子連れでも安心のお店です。
予約必至!大人の隠れ家的イタリアン「ビストロ カリネ」
先ほどの3 STARS PANCAKEから府中街道を渡って徒歩2分、住宅街にひっそりと佇むイタリアン「ビストロ カリネ」。シェフは、世界料理オリンピック日本代表選抜コンクール準優勝の実力派。
ランチはカジュアルに、ディナーは本格的なメニューと、昼と夜で雰囲気の異なるメニューが出てくるそうですよ。ぜひランチとディナー、どちらの時間にも訪れてみてくださいね。
「グランツリー武蔵小杉」
グランツリーではフロアごとに異なるコンセプトで構成されています。
1階:「GOOD PUBLIC」には食に関するショップが中心で、毎日立ち寄りたくなるマルシェのような賑わい。
2階:「CLOSET&MIRROR」は大きなクローゼットの中にいるように、トレンドファッションからコスメ、インテリア雑貨のお店が並びます
3階:「GOOD CULTURE」には、「無印良品」や「snow peak」などの見て回るだけでも楽しいショップが集結
4階:「GOOD GROWING」は、親子で楽しめるスペース。「TOYLO PARK powered by リトルプラネット」では昔ながらの遊びにデジタル技術を融合したアトラクションが楽しめます
屋上:日本最大級の屋上庭園「ぐらんぐりんガーデン」では、森のトンネルや黒板の床、くじらの噴水など子どもたちが楽しめる空間づくりがされています
ショッピングの休憩や待ち合わせにも最適なスポット。アクアドロップから流れる水の音を聞きながら、まるで森の中で休憩しているような癒しのひと時を過ごせます。池を囲むように配置されたベンチなので、座っている人同士の視線も気になりません。
名前もかわいいぐらんぐりんガーデンは、まるで公園のように広々としていて、そこにセンス良くお花やグリーンが配置されています。小さいお子さんが楽しめる遊具もあって、ママさんたちが笑顔で見守る姿が見られました。
飲料用の手洗い場も設置されているので、ちょっとくらい手が汚れても大丈夫!屋上でランチを楽しみたい方にも嬉しい設備ですね。
ここでみなさん本を読んだり、お弁当を食べたり、お子さんと涼んだり…。平日は人も少ないので、ゆっくりとくつろげそうです。本日は気温もかなり上がったため、ドライミストも発生していて涼しそう。
グランツリー武蔵小杉は、とても綺麗で心地よい場所でした。子育て世帯でも過ごしやすいよう、工夫がいっぱい。こんな素敵なショッピングモールが近所にあったら、子どもが小さく遠くへお出かけできない時期も笑顔で過ごせそうです。
そろそろ武蔵小杉の街歩きも終盤、お次はJR武蔵小杉駅側を散策してみたいと思います。せっかくなので、少し遠回りしてタワーマンションのお庭らしき「冒険の森」と「交流の庭」を通り抜けていきます。
少し遠回りしすぎたのか、どうやらJR線北改札(南武線口)までやってきたようです。
先ほどまで見てきた武蔵小杉とは随分雰囲気が違います。ひとまず場所の確認のため、一度改札に行ってみます!
ん?やはり駅構内もこれまで見てきた東横線側と雰囲気が異なります。JR線側は建物も古く、雰囲気も昭和の香りがします。武蔵小杉駅のJR線のホームはL字型になっていて、北改札(JR南武線)側と新南改札(JR横須賀線とJR湘南新宿ライン)側に分かれているようです。
駅とショッピングモールが一体化している上、駅のホームも分かれているので、気がつけばすっかり迷子です(笑)
もう自分の現在地とどこを回って来たのか分からなくなってきました。
ひとまず偵察で、東横線、目黒線の改札まで来てみましたが、見覚えがありません。そうでした!最初に私が通った改札は、東急スクエア改札のしかも4階のレストランフロア!こちらは1階ですので、見覚えもないはずです。武蔵小杉駅はとにかく広くて、改札もたくさんあります。
待ち合わせの際は、きちんと出口を確認してから行ったほうが良さそうです。
ちなみにこちらのモニュメントは「家族の絆」という名前がつけられているそう。素敵なネーミングですね。
さすが東急東横線!バス停の屋根まで近未来的でオシャレです。川崎方面、溝の口、鷺沼方面、などのバスが乗り入れます。
駅周辺をぐるっとまわる街歩きシリーズ「武蔵小杉編」はいかがでしたか?
どのお店を訪れても、必ず共通しているのが「癒し」のエリアがあること。テラス席やソファ席、ベンチなどお店を利用する人もしない人も誰もが気持ちよく過ごせる空間や街づくりがされていました。ショッピングモールにいるのにリゾート地でくつろいでいるような、駅前なのに海外にいるようなそんな贅沢な気持ちになれる街でした。
今回ご紹介したのは、駅の周辺のみ。まだまだ武蔵小杉にはたくさんの楽しいスポットがありますよ。
そんなオシャレで住み心地のいい街、武蔵小杉でお試し住みをしてみませんか?
武蔵小杉周辺のおいしいお店を探しに行ったり、通勤・通学の経路を確かめるのにも最適です。お試し住みなら、敷金不要で家具家電付き。カバン一つでお試し住みが可能です。住みたい街を一つにしぼりきれない方や、他のエリアと迷っている方はぜひぜひお試し住みで実際の住み心地を体感してみてくださいね。
気になる街がある方はマンスリーマンションもぜひ、チェックしてみてくださいね。