【最新版】これで完璧!東京の「庭園」17選。有名所から穴場まで一挙紹介。
東京都23区から郊外まで。定番の旧芝離宮恩賜庭園、浜離宮恩賜庭園から、根津美術館、明治神宮御苑など比較的混雑が少ない庭園まで大特集。歴史・鑑賞ポイント・交通アクセス・概要など全てまとめました!
合わせて、庭園近辺のお得なマンスリーマンションも合わせてご紹介。「住みたい!」と思ったその日から、荷造りも要らず簡単に「お試し住み」が可能です。
1、旧芝離宮恩賜庭園/港区
最初にご紹介するのは「旧芝離宮恩賜庭園(きゅうしばりきゅうおんしていえん)」です。JR浜松町駅から徒歩1分と、非常に優れた立地にあります。まるでビルの谷間に突如現れたオアシスのようですね。
江戸時代初期に小田藩主の大名庭園「楽寿園」として造られたのが始まりです。その後、清水家、紀州徳川家など、持ち主を転々。1875年に宮内庁が買取り、天皇の「離宮」となりますが、1923年の関東大震災でその多くを焼失する程、大きな被害を受けます。
翌年、昭和天皇の御成婚を記念して東京都に下賜され、震災復旧と合わせて一般公開されることになりました。以後、約100年間、都民の憩いのスポットして愛されています。
規模自体は、都内の有名庭園の中では決して広大ではありませんが、約9000㎡ の面積をもつ「大泉水」を中心に、島と二つの橋で繋がれた中島、小さな州浜が形成され、海と湖の小世界が見事な景観を創り出しています。
紅葉が見頃の時期は、鮮やかなモミジやハゼノキが映り込み、一層美しい姿を見せます。散歩していると日向ぼっこしている亀も見られ、ほっと心が安らぎます。都会の喧騒に疲れた時は、ぜひ立ち寄りたいスポットです。
施設名:旧芝離宮恩賜庭園
所在地:〒105-0022 東京都港区海岸1丁目4
アクセス:JR浜松町駅 徒歩1分
ポイント:開園時間/9~17時。年末年始を除き開園。大人150円。小学生以下無料。
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2、根津美術館/港区
「鉄道王」の名で知られた実業家・根津嘉一郎氏(初代)のコレクションを集めた美術館。7000点以上に及ぶ絵画、漆工、陶磁などの古美術品も圧巻ですが、南青山の超一等地にありながら、約17,000㎡の 広大な庭園を散策できるのが、本美術館の素晴らしい所です。
自然の生態系と土地の傾斜を生かしながら、随所に美術品を配した趣深い造り。紅葉の時期は勿論、新緑の季節や小雨が降る中、濡れた苔道に思いを馳せ、しっとり歩くのも良いでしょう。 館内にはガラス越しに庭園を見られるオシャレなカフェもあるので、少し疲れたらお茶をしながら大切な人と語り合うのもお勧めです。
規模のわりに都内では穴場の庭園で、比較的いつ来てものんびり過ごせます。美術館の特別展も人気で、特に毎年4~5月に催される尾形光琳の「燕子花図屏風」を中心にした展示は盛況です。 庭園に入るにも入館料が必要ですので、せっかくですから芸術と庭園を両方堪能してはいかがでしょうか。
施設名:根津美術館
所在地:〒107-0062 東京都港区南青山6丁目5-1
アクセス:東京メトロ・表参道駅 徒歩8分
ポイント:開園時間/10~17時。月曜・年末年始はお休み。一般1100円。中学生以下無料。
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3、有栖川宮記念公園/港区
高級住宅地・広尾エリアの一角に広がる有栖川宮記念公園(ありすがわのみやきねんこうえん)。元々は忠臣蔵で有名な浅野家の下屋敷があった土地でした。盛岡藩南武家の所有から、有栖川宮家・高松宮家の御用地となり、後に児童福祉を目的として東京都に贈与。一般公開され、記念公園として生まれ変わりました。
起伏に富み、緑に覆われた園内は、ウォーキングやペットの散歩に最適。入口正面から少し丘を登ると、情緒深い日本庭園が姿を見せます。ツツジや梅の花を愛でながら、森林浴をして余暇を過ごすのも良いですね。
高級住宅地で大使館も近いためか、海外の富裕層も多く利用しており、全体的に落ち着いた雰囲気が漂っています。都立中央図書館も併設されており、公立図書館としては国内最大旧の約180万冊の蔵書があるので、近くに住んでいたら毎日のように通いたいスポットです。
施設名:有栖川宮記念公園
所在地:〒106-0047 東京都港区南麻布5丁目7-29
アクセス:東京メトロ・広尾駅 徒歩3分
ポイント:年中無休で開園。併設の都立中央図書館は平日10~21時、土日祝10~17時半に開館。
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4、毛利庭園/港区
都内有数の観光名所・六本木ヒルズの敷地内。森タワーとテレビ朝日本社の狭間にひっそりと造られた楽園。それが「毛利庭園」です。 その歴史は古く、江戸時代に造られた、長門国長府藩の第3代藩主・毛利網元の大名庭園がルーツと言われています。「三本の矢」で有名な、毛利元就の子孫ですね。 一部の庭石や樹木は当時から保存され、そのまま使われているものもあるそうです。
小川のせせらぎ、季節の移ろいを感じながら、ふと目を向けると、そこには美しいビルの夜景。桜の隙間から東京タワーが見える庭園は、都内でも中々ありません。平日は比較的人も少なく、桜の時期は23時頃までライトアップをしているので、ぜひ一度は見たいロケーションですね。
施設名:毛利庭園
所在地:〒106-6108 東京都港区六本木6丁目10-1
アクセス:都営地下鉄・六本木駅 徒歩4分
ポイント:開園時間/7~23時 年中無休 入園無料
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5、浜離宮恩賜庭園/中央区
東京のオフィス街から程近い位置にありながら、敷地面積250,000㎡ 。東京ドーム5倍以上の広さを誇る、広大な回遊式日本庭園です。 当初は将軍家の鷹狩り場でしたが、1654年に甲府藩の下屋敷が建てられ、以後は代々、徳川家の別邸地として愛されてきました。 明治維新後は皇室の離宮として「浜離宮」の名がつけられ、戦後は都の管理下に移り、一般開放され、現在の姿になっています。
三方を東京湾に囲まれた菱形をしており、海水を引き入れ、潮の満ち引きを愉しむ「潮入り」の回遊式遊園となっています。都内では唯一ここにしか残されていない、希少な庭園です。木々の周りに移る、近代的な高層ビル群と合わせて、その歴史の変遷に思いを馳せながら、のんびり余暇を過ごすと良いでしょう。
歩き疲れたら、茶屋ではホッと一息。美味しい抹茶セットもいただけます。散策路は舗装されておらず、砂利道が多いので、ベビーカーや車いすの方はご注意ください。
施設名:浜離宮恩賜庭園
所在地:〒104-0046 東京都中央区浜離宮庭園1-1
アクセス:JR新橋駅 徒歩12分、ゆりかもめ・汐留駅 徒歩5分
ポイント:開園時間/9~17時。年末年始のみ休園。
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6、皇居東御苑 二の丸庭園/千代田区
海外からも注目を集める千代田区の人気庭園が、皇居東御苑にある「二の丸庭園」。ルーツは、三代目将軍・徳川家光の時代に、茶道指南役だった小堀遠州の手によってデザインされた池泉回遊式庭園です。
当時の庭園は残っていませんが、9代目将軍・徳川家重時代の庭絵図面を元に、昭和43年に復元・一般公開されたのが、現在の二の丸庭園になります。江戸城の歴史跡が随所にあり、散策しているだけでも飽きません。
園内には、全国から集められた各都道府県の木々(約260本)が植えられています。明治神宮御苑から譲り受けた花菖蒲の池も有名で、初夏の訪れと共に、白と紫の美しい花を咲かせます。
大手町のオフィス街から徒歩圏内なので、時間がある時は少し散歩すると、よい気分転換になるでしょう。丸の内や銀座も近いので、買い物ついでの休日のデートコースにピッタリです。
施設名:皇居東御苑 二の丸庭園
所在地:〒100-0001 東京都千代田区千代田1-6
アクセス:大手町駅 徒歩5分、JR東京駅 徒歩13分
ポイント:開園時間/9~17時(時期により閉園時刻は変更)。月曜・金曜・年末年始はお休み。
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7、旧古河庭園/北区
和洋折衷の庭園と、レトロな洋館が融合した贅沢な空間。それが北区にある「旧古河庭園」です。古河財閥の三代目当主・古河虎之助により、大正時代にその原型が造られました。
洋館および洋風庭園は、ニコライ堂や旧岩崎庭園も手がけたジョサイア・コンドル氏、日本庭園は、平安神宮、丸山公園などを作庭した七大目・小川治兵衛により設計されています。まさに当時の技術の粋を集めた、芸術空間です。
洋館から見下ろせる位置に、約100種200株ものバラが咲く洋風庭園があります。バラの香りもあいまって、とても高貴な気分に浸れます。売店では美味しいバラのアイスやお茶も売っているので、思い出に一ついかがでしょうか。
斜面を下ると、素敵な日本庭園も顔を覗かせます。「心」の字をかたどった心字池を中心に、大滝や石組が配され、天気の良い日に散策すると、モヤモヤした気持ちもスッと晴れていくでしょう。旧古河庭園だけでなく、文京区の六義園も近くにあるので、周辺に住んでいたらぜひ両方通い詰めしたいですね。
施設名:旧古河庭園
所在地:〒114-0024 東京都北区西ケ原1丁目27-39
アクセス:JR駒込駅 徒歩5分
ポイント:開園時間/9~17時 年末年始お休み 一般:150円、65歳以上:70円
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8、名主の滝公園/北区
都民でも知らない方が多い、緑が綺麗な穴場スポット「名主の滝公園」。遊具の類は一切ないので、どちらかといえば「庭園」に近いですね。江戸時代(1854~1860頃)に、王子村の名主・畑野孫八が自分の邸内に滝を築き、避暑地として一般開放したのが始まりと言われます。
現在のように回遊式庭園として整備されたのは明治中期からで、一度戦災で焼失しましたが、その後、東京都が買取り、修繕をすすめ現在の形になりました。当初は有料でしたが、1975年に北区へ所管が移り、入園無料の区立公園になっています。
住宅街とは思えないほど、緑豊かな自然が広がっており、歩いていると小鳥のさえずりがよく響きます。園の代名詞でもある落差8mの男滝(おだき)は、かつて王子七滝の一つに数えられました。水しぶきの音に耳を傾け、神秘的な風に身をゆだねると、心が洗われていくのを感じます。疲れが溜まった時のリクラゼーションにもってこいの場所です。
樹齢を重ねた、ケヤキ、エノキ、シイ、ヤマモミジなどがあり、秋には紅葉、春には滝のすぐ目の前で、満開の桜が楽しめます。武蔵野台地の歴史と変遷を感じられる、優れた名勝地です。
施設名:名主の滝公園
所在地:〒114-0021 東京都北区岸町1丁目15−25
アクセス:東京メトロ・王子駅 徒歩7分
ポイント:開園時間/9~17時(夏季は18時まで延長) 年末年始お休み
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9、六義園/文京区
徳川5代将軍・徳川綱吉のお気に入りだったとされる「六義園」。当時、幕府の要職を歴任した川越藩主・柳沢吉保が要人をもてなす為に造ったと言われています。名前の由来は、中国の詩の分類方(詩の六義)から着想を得た、紀貫之の和歌「六体」から来ています。
贅の限りを尽くした大名庭園にふさわしい優美さで、小高い丘を登り、一望すると林の奥に東京のビル群が移り、なんともいえない光景が広がります。特に紅葉の時期は一度訪れたいですね。
見所としては、内庭大門にある巨大なシダレザクラ。標高35mで見晴らし抜群の藤代峠などがオススメです。園内にはいくつか茶屋があり、渓流の流れるそばで、落ち着くひと時を過ごせます。美味しい抹茶と和菓子のセットもありますよ。大名になった気分で味わい、心ゆくまで英気を養ってはいかがでしょうか。
施設名:六義園
所在地:〒113-0021 東京都文京区本駒込6丁目16-3
アクセス:JR駒込駅 徒歩7分、都営地下鉄・千石駅 徒歩10分
ポイント:開園時間/9~17時(入園16時半まで) 年末年始お休み 一般300円、小学生以下無料
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10、小石川後楽園/文京区
景観、歴史、いずれも際立って優れた文化財のみ許される「特別名勝・特別史跡」の二重指定を受けた庭園。それが文京区にある「小石川後楽園」です。二重指定を受けたのは、国内でも金閣寺、旧浜離宮庭園など、わずか6か所のみです。
岡山にも後楽園があるので、特に西日本にお住まいの方は不思議に思うかもしれません。どちらも名の由来は同じで、中国の宋の時代に記された「岳陽楼記」の一文「先憂後楽」(人々が心配する前から物事を憂い、人々が楽しんだ後に自らは楽しむべし、との政治のあり方)から来ています。岡山の後楽園と区別するため、1923年より頭に「小石川」を冠するようになりました。
「水戸黄門」で知られる第2代藩主・徳川光圀が完成させた庭園としても有名です。光圀は儒教への傾倒が深く、明の儒教家・朱舜水の意見に習い、円月橋や西湖提など、随所に中国の風物を取り入れたそうです。 また、中心の池は琵琶湖を表現して造られるなど、日本全国の名所を模した箇所がいくつかあり、遊び心にもあふれた設計になっています。 東京ドームの隣り、という特殊なロケーションで、一風変わった景観を望めるのも良いですね。
梅や桜、紅葉の時期も捨てがたいですが、花菖蒲や蓮の花が咲く時期もオススメ。すぐ近くで愛でられるように、足場にも工夫を凝らしています。 野球やイベント鑑賞に合わせて、少し足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
施設名:小石川後楽園
所在地:〒112-0004 東京都文京区後楽1丁目6-6
アクセス:JR飯田橋または東京メトロ・水道橋駅 徒歩8分
ポイント:開園時間/9~17時(入園は16時半まで) 年末年始お休み 一般300円、小学生以下無料
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11、旧安田庭園/墨田区
江戸時代に造られた大名庭園の一つで、元は笠間藩の藩主・本庄氏の下屋敷です。安政年間(1855~1860年)に大規模な改修が行なわれ、隅田川の水を引き込む、潮入り式回遊庭園として整備されました。その後、安田財閥の所有となり、東京市へ寄贈され、震災復興を経て、現在は墨田区が管理する庭園となっています。
2015年までは隣りに両国公会堂が建ち、レトロな建物との調和が人気を博していましたが、老朽化のため、惜しまれながらも解体。現在は刀剣博物館が建てられています。屋上から旧安田庭園が一望でき、古美術も同時に見られるため、こちらも中々の人気のようです。
庭園の規模としては決して大きくありませんが、高低差のある空間が美しく管理され、休日の散策にはうってつけです。野趣あふれつつもどこか品のある造りが、通の方からも高い評価を受けています。園内にはベンチが複数設置されているので、少し疲れたら気軽に休めるのも好ポイント。両国駅から徒歩圏内にもかかわらず、比較的観光客も少ないので、普段使いにもお勧めです。
施設名:旧安田庭園
所在地:〒130-0015 東京都墨田区横網1丁目12-1
アクセス:JR両国駅 徒歩5分
営業時間:開園時間/9:00~19:30(10月~3月は18時まで)入園無料 日没後~閉園までライトアップ
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12、向島百花園/墨田区
スカイツリーの見える庭園として有名な、墨田区の「向島百花園」。骨董商・佐原鞠塢(さはらきくう)が江戸の文化人の協力を得て、1804年に開園しました。当初は花屋敷、新梅屋敷などと呼ばれていましたが、1809年に「百花園」の名がつけられ、今日に至っています。「四季百花の乱れ咲く園」という意味が込められたそうです。
園内は細かく分けられ、それぞれに四季折々の花が咲くように設計されています。決して派手さはありませんが、控えめな色彩、土の香り、虫の音に癒される、古き良き日本の心地よさがあります。
それぞれの花や木に名前の書いた板がついているのも嬉しいですね。園の随所に、松尾芭蕉を始め、江戸の文化人が残した計29の句牌があり、風情を愉しみながら時間を忘れて過ごすことができます。
秋には萩のトンネルも満開になり、月見会も開催されます。それ以外にも焼き物体験や茶会、など、イベントが定期的に行なわれていますので、ぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか。
施設名:向島百花園
所在地:〒131-0032 東京都墨田区東向島3丁目18-3
アクセス:東武スカイツリーライン 東向島駅 徒歩8分
ポイント:開園時間/9~17時(入園は16時半まで) 年末年始お休み 一般150円、小学生以下無料
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13、清澄庭園/江東区
コーヒーの街として人気の高まる、清澄白河駅からほど近い回遊式庭園。元々は江戸の豪商の屋敷跡だったと伝えられています。享保年間(1716~1735年)に下総国、関宿藩主・久世大和守(くぜやまとのかみ)の下屋敷として庭園の原型が造られ、明治になり岩崎家の所有となりました。 以後、3代にわたり来賓や社員を招く、親睦園として利用されたそうです。現在は、震災復興を経て都立庭園となっています。
清澄庭園の特徴として「石」が挙げられます。岩崎家当主は石の美にこだわり、伊豆磯石、紀州青石、備中御影石など、自社の汽船を用いて、全国の津々浦々から名石を集めたそうです。敷石や橋、磯渡りや枯滝など至る所に配されています。
そして庭園の情緒に一層深みを与えているのが、池へ突き出るように建てられた「涼亭」。1909年に国賓として来日したイギリスのキッチーナ元帥を迎えるために造られました。数奇屋造りの物静かな佇まいが何とも言えません。1985年に改装工事が行なわれ、今では集会場としても利用できます。
野鳥や鯉、池には大きなスッポンもいて、大人だけでなく、子供が自然と触れ合うにも良い場所です。駅から近く、気軽に立ち寄れるので、周辺に住んだらぜひ利用したい庭園ですね。
施設名:清澄庭園
所在地:〒135-0024 東京都江東区清澄3丁目3-9
アクセス:東京メトロ・清澄白河駅 徒歩3分
ポイント:開園時間/9~17時 年末年始お休み 一般150円 小学生以下無料
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14、明治神宮御苑/渋谷区
明治神宮といえば、本殿や野球場、イチョウ並木が有名ですが、御苑も参拝に合わせて、ぜひ訪れて欲しいスポットです。 江戸時代に加藤家、井伊家の下屋敷の庭園として造られ、明治に宮内庁の御料地となり、「代々木御苑」と称されました。明治天皇と昭憲皇太后はこの庭園を深く愛され、「うつせみの 代々木の里はしづかにて 都のほかの ここちこそすれ」の詩も残っています。
特に目を惹くのが、視界一面の「花菖蒲」。明治天皇が昭憲皇太后のため植えたとされ、150種、約1500株の花が今も大切に育てられています。近くの池には鯉やアメンボも泳ぎ、眺めているだけで心が洗われていくのを感じます。
南池を見下ろす位置に建てられた数奇屋造りの「隔雲亭」も、緑の苑内に深みを出しています。明治33年に造られた天皇・皇后のご休憩所で、戦災で焼失したのち、復興されたものです。
その他、テレビでも紹介され一躍人気のパワースポットとなった「清正井(きよまさのいど)」など見所満載。本殿に比べて、比較的混雑も少ないので、休日をのんびり過ごしたい時はオススメです。
施設名:明治神宮御苑
所在地:〒151-8557 東京都渋谷区代々木神園町1−1
アクセス:JR代々木駅 徒歩5分、原宿駅 徒歩1分(神宮入口から御苑まで約徒歩10分)
ポイント:開園時間/9:00~16:30(11~2月は16時まで。6月のみ開園時間を拡張) 一般500円
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15、旧岩崎邸庭園/台東区
明治29年(1896年)に三菱財閥の3代目社長・岩崎久彌の本邸として造られた、洋館・和館・庭園からなる重要文化財。江戸時代初期は、越後高田藩・榊原家の中屋敷でした。
その後、所有者を転々とし、三菱財閥が購入。鹿鳴館、ニコライ堂などを手がけたジョサイア・コンドル氏の設計により、大幅に改装され、現在の形がつくられました。関東大震災が発生した時には、付近住民の避難所として活用された逸話が残っています。
どちらかといえば和館・本館がメインの場所ですが、近代庭園の初期の作と言われる広大な芝庭や、樹齢700年の大イチョウなど庭園も見所満載です。他の庭園よりも比較的混雑が少ないので、秋の紅葉の時期は特に狙い目です。
イギリス・ルネサンス様式やイスラムのモチーフを取り入れた洋館は、随所に見事な装飾が施され、見ごたえがあります。他の観光地ですと見学は1階に限られる洋館も多いのですが、ここでは2階や離れの撞球室(ビリヤード場)などもじっくり見ることができ、各所にスタッフが配置されているので、充分堪能できます。まるで明治時代にタイムスリップしたような気分になれる、オススメのスポットです。
施設名:旧岩崎邸庭園
所在地:〒110-0008 東京都台東区池之端1丁目3−45
アクセス:東京メトロ・湯島駅 徒歩3分
ポイント:開園時間/9~17時(入園は16時半まで) 年末年始お休み 一般400円、65歳以上200円
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16、殿ヶ谷戸庭園/国分寺市
都立文化財9庭園の内、唯一23区外にあるのが国分寺の「殿ヶ谷戸庭園」です。武蔵野台地の丘陵と湧水を生かして造られた近代庭園で、かつては三菱財閥・岩崎家の別邸でした。地形の高低差を楽しめる回遊式庭園として設計されており、大芝生や次郎弁天池、竹林など、それぞれのエリアで全く違う雰囲気が楽しめる造りになっています。
駅から徒歩2分と恵まれた立地にありながら、ここまで自然と一体になれる場所は中々ありません。どの季節でも楽しめますが、秋の紅葉は一段と見事。散策路も多少の起伏があり、運動に向いているので、色づいたモミジを鑑賞ながらウォーキングできます。休憩場所は比較的少ないので、出来るだけ歩きやすい服装、靴でお出かけするのが良いでしょう。
池を見下ろせる東屋、藤棚、竹の小道など、のんびり鑑賞できるスポットも沢山あり、一人はもちろん、家族や大切な人と時間を過ごすのもオススメです。
施設名:殿ヶ谷戸庭園
所在地:〒185-0021 東京都国分寺市南町2丁目16
アクセス:JR国分寺駅 徒歩2分
ポイント:開園時間/9~17時(入園は16時半まで) 年末年始お休み 一般150円 日曜日は無料ガイドあり
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17、神代植物公園/調布市
調布市にある都内屈指の植物園、それが「神代植物公園」です。かつてこの地は神代村の苗園でしたが、太平洋戦争の頃に空襲時の避難所として買い取られ、「神代緑地」と命名されました。戦後はその名を引き継ぎ、神代植物公園として一般公開され、以後、地元民の憩いのスポットとして愛されています。
植物園の広さは驚きの480,000㎡。バラ園、ツツジ園、梅園を始め、熱帯植物や希少種のコーナーもあり、一日中いても飽きずに時間を過ごせます。全てで約4,800種類、10万本・株の樹木が植えられているそうです。 特にバラ園の美しさは特筆もので、思わず立ち止まり、感嘆のため息がもれてしまいます。子供や大切な人を連れて、ぜひ一度散歩したいですね。秋には紅葉も見頃です。
休憩場所は随所にありますが、とにかく広いので、できるだけ歩きやすい靴で向かいましょう。天気の良い日はお弁当を持って、ピクニックも良いですね。 すぐ近くに深大寺があるので、お参りついでに立ち寄るのもオススメです。
施設名:神代植物公園
所在地:〒182-0017 東京都調布市深大寺元町5丁目31−10
アクセス:調布駅からバスで20分(JR三鷹駅、吉祥寺駅からも同時間)
ポイント:開園時間/9:30~17:00(入園は16時まで) 毎週月曜、年末年始はお休み 一般500円
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東京都の庭園特集、いかがでしたか?誰もが知る定番スポットから、そんなのあったの?という穴場スポットまで、幅広くご紹介しました。
春には鮮やかな桜、夏にはまぶしい緑、秋には燃え上がるような紅葉を魅せてくれる「庭園」。そんな素敵な場所が都内には沢山あります。お読みになった中で、一つでも素敵な出会いがあれば幸いです。