街歩き「伏見」|グルメ、エンタメが充実した名古屋を代表するビジネス街!|vol26
暮らす前に、知っておきたい街のこと。マンスリー48のスタッフが実際に歩いて、住みやすさを紹介する「街歩きシリーズ」。今回は名古屋市中区に位置する伏見駅周辺を散策しました。
名古屋「伏見駅」オフィス街!美味しいお店だけでなく休日に楽しめるスポットも。
「伏見駅」は飲食店が充実しているビジネス街。ランチやディナーにはどこに行こうか迷うくらい飲食店があります。流行りのパン専門店のお店も多くて嬉しい。催しものがおこなわれている人気の科学館・美術館・大きな広場がある公園は、休日にはデートや家族のお出かけで大変賑っています。一方で、名古屋で2番目に古い昭和時代を感じさせてくれる地下街も。個性的な部分を持っている街でもあります。
名古屋「伏見駅」ディープな街といわれている理由は地下街にある?
名古屋は地下街が多くて発展していると言われています。地下街の延べ床面積は全国では東京、大阪に次いで第3位です。しかし地下街の数の多さは、名古屋がなんと全国1位!そんな名古屋の地下街の歴史をみてみると、名古屋で一番古い地下街は1957年3月に開業した名古屋駅にある「地下街サンロード」。そのわずか8ヶ月後の1957年11月には、伏見駅に「伏見地下街」が開業しました。
当初は盛んであった問屋街として建設されたのですが、国内の繊維産業の衰退に伴い伏見地下街も衰退します。しかしその後は地下街がアートに活用されて飲食店が立ち並ぶようになります。現在では地下街開業当時からの昭和時代が漂う雰囲気が残りつつも、昼間から立ち呑みができる飲食店が立ち並んでいるディープスポットとして大人気!
名古屋「伏見駅」は主要駅まですぐ!
伏見駅から名古屋駅までは地下鉄東山線で3分。お買い物や遊びの中心地になる栄駅までは地下鉄東山線で2分で到着です。電車でわずかなので自転車や歩きでも行けちゃいます。名古屋駅までは徒歩18分、栄駅までは徒歩15分で到着です。
名古屋代表のビジネス街だからでしょうか、駅には伏見駅発の最終電車の時刻表も貼られています。逆に伏見駅までの最終電車は名古屋駅発00:07、栄駅発は00:16なので、名古屋や栄で遅くまで遊んでもスッと帰れるのが魅力です。
伏見駅は名古屋市営地下鉄の東山線と鶴舞線が乗り入れています。東山線と鶴舞線への乗り換えが唯一可能な駅です。ホームは地下2階にあり、両線ともに相対式ホーム2面2線で、東山線にはホーム柵が設置されているので安全です。
もう一方の線には階段だけでなくエレベーター・エスカレーターを利用して行けるので、どなたでも利用しやすい駅です。駅構内にも清潔なトイレが完備されています。
地下1階に改札口とコンコースが設置されています。南側コンコースには、コンビニなどのさまざまな店が立ち並ぶ商業施設「ヨリマチFUSHIMI」が入っています。また東山線の東改札口からは先ほどご紹介したディープな呑み屋が立ち並ぶ「伏見地下街」へと直結しています。
地上への出入口は10箇所。それぞれの出入口看板には主要な施設への案内表示がされているので迷うことなく地上へ出られます。しかし地上への出入口はエレベーターやエスカレーターが完備されている出入口と、階段しか設置されていない出入口があるので注意してくださいね。
駅構内から駅前までコンビニとドラッグストアが豊富
伏見駅の構内にある商業施設「ヨリマチFUSHIMI」にはコンビニ「ファミリーマート」とドラッグストア「ココカラファイン」が入っています。地上7番出入口を出ると、目の前にコンビニ「ファミリーマート」とドラッグストア「マツモトキヨシ」があります。コンビニとドラッグストアは非常に充実しています。
伏見駅の駅前にはスーパーマーケットが少ないのが欠点かもしれませんが、伏見駅から南西へ徒歩10分ほどの場所に大きな複合商業施設「テラッセ納屋橋」があります。こちらにスーパーマーケット「MEGAドン・キホーテUNY納屋橋店」が入っています。10:00〜24:00までの営業なので、仕事帰りの遅い時間まで利用できるので便利。
MEGAドン・キホーテUNYといえば品揃えが豊富で特売品も多いのが特徴。新商品やSNSで話題の商品も並んでいるので見ているだけで面白いですよ。スマホで専用の電子マネーアプリを登録すると、クーポンが取得できたり電子マネー決済でポイントが貯まったりと、お得にお買い物ができちゃうスーパーマーケットです。私もこの日はアプリで卵の割引クーポンをゲットして購入しました。
南側エリアは芸術と文化の街が広がる
それではまずは駅の南側を散策しましょう。
伏見駅6番出口から南へ徒歩2分の場所に、大きくて外観のデザインも一際目立つ「御園座」が見えてきます。御園座は名古屋唯一の劇場で、歌舞伎やミュージカルなどバラエティに富んだ公演がおこなわれています。1896年に開業し、2013年には一度は閉館したものの、2018年にグランドオープン!新たに飲食店やお土産店、無料で入れる演劇図書館もオープンしました。
今回の建物には前回と同様、「なまこ柄」と呼ばれるデザインが採用されています。「なまこ柄」とは日本伝統の壁塗り手法に見られる「なまこ壁」に見られるデザインのことです。平らな瓦を壁に並べて貼り、継ぎ目は漆喰塗りによってかまぼこの形に作られます。その形がなまこに似ていることから「なまこ壁」と呼ばれるようになったそう。瓦の色は黒色で漆喰には白色が使われます。そのデザインが今回の「御園座」に使用されています。生まれ変わった御園座で1日中楽しむことができちゃいます!
御園座の横には「御園座通商店街」があります。約400年も続く歴史ある商店街で、とくに飲食店が多い印象です。一見、レトロな商店街かと思いましたが、新しい建物も発見。洋レンガ造りの2階建ての施設「C Forest X」。飲食店が集まっているお店です。2階のオープンテラスからはたくさんのお客さんで賑わっている声が聞こえてきました。
1階には贈答用にも利用できる高級フルーツ店「フルーツショップ セリーヌ」が入っています。店内でもフルーツパフェなどのスイーツが堪能できちゃいます。新旧のお店が混じる活気ある商店街です。
口コミ高評価の飲食店もたくさん!
御園座通商店街からさらに南へ進みましょう。商店街を超えても、飲食店がチラホラと見えてきます。
まず一つ目はハンバーガーショップ「MEIHOKU Burger」です。こだわりのコーヒーとハンバーガーのお店ですが、夜にはクラフトビールが楽しめます。テイクアウトもあるので便利ですよね。口コミでも高評価のハンバーガー屋さんです!
二つ目はお肉のお店「MISONO weekend BBQ」です。炭火焼きのお肉とバックリブが自慢のグリル&バーのお店。ワイン・クラフトビール・果実酒のドリンクがリーズナブルなお値段で提供されているのも魅力です。
三つ目は、記念日に利用したいリッチなイタリアンのお店「Wakana〜和奏〜」です。こだわりの厳選素材を活かした芸術品のようなお料理の数々。スタッフのおもてなしも口コミで高評価です。
飲食店やマンションが多い街中には公園も
先ほどのお店から南に徒歩5分ほどで「沖ノ町公園」が見えてきます。訪れた日が休日だったので子供たちの楽しそうな声が聞こえてきました。こちらの公園には富士山滑り台、ブランコ、複合遊具があります。隣接して広いグラウンドも完備されているので野球やサッカーをするにも良さそうな公園です。
オフィス街のオアシス!「白川公園」
沖ノ町公園から東へ進みます。伏見通りを歩道橋で越えて、およそ5分ほどでオフィス街のオアシス「白川公園」に到着です。
入口は木々が多くて静かな公園かと思いきや、広場に出ると多くの人で賑わっていました。
まず目につくのは噴水。この日は少し暑かったので見ているだけで涼しい気持ちに。噴水の周りを走り回っている子供たちや、ダンスの練習をしている若者達の姿も見られました。奥の広場には何やらドーム型の特設会場が設置されていました。「木下大サーカス」の公演会場となっていました。行列を作って待っているお客さんの姿も。入口には動物もいて盛り上がっていました。
そして白川公園のメインといえば、世界一のプラネタリウムがある「名古屋市科学館」です。科学館のシンボルであるプラネタリウムドームの外観も圧巻!その大きさに驚くこと間違い無しですよ。ギネスブックにも世界一のプラネタリウムと登録されています。
さまざまなイベントや特別展示がされているので飽きることなく年中楽しめます。雷が体感できる放電ラボ、氷点下の世界絵を体感できる極寒ラボも人気。チケットや予約が必要なものが多いので朝から張り切って行くことをオススメします!私はいつも極寒ラボの予約が取れなくて悔しい思いをしています。
話題のパン専門店に目移りすること間違い無し
白川公園の付近でパン専門店を3つも見つけちゃいました。まずは白川公園の東側に位置する高級生食パン専門店「乃が美」です。高級食パン専門店の火付け役となったお店で、大阪に本店を構えます。卵を一切使わず独自の小麦粉を使用しているのが特徴です。
次のお店はクロワッサン専門店「JoliCroissant」。こちらも白川公園の東側にあるお店です。すぐに行列ができてしまうみたいですが、私が訪れた時間は少し落ち着いていたようなので購入してみました。おかず系や甘い系のさまざまなタイプのクロワッサンが販売されていました。外側はサクサクパリパリですが中はしっとり。そしてクロワッサン1つだけでお腹がパンパンになってしまうほどのボリューム感でした。
最後は、白川公園から北に徒歩3分ほどの場所にある、高級食パン専門店「に志かわ」です。水にこだわった高級食パンのお店です。最近では旬の味を巻き込んだ月初め食パンを販売中でこちらも大好評!私も高級食パンはたまに利用しますが、朝食から美味しいものを食べると良い1日になる予感がしますよね。伏見駅では色々なお店の高級パンがすぐに手に入っちゃいます。
電気の科学館もあります
白川公園から北に徒歩6分ほどの場所には「でんきの科学館」があります。こちらは中部電力が運営しており、入場料はなんと無料!気軽に楽しむことができる施設です。遊びながら電気エネルギーについて学べます。ホームシアターや実験や工作などのイベントもが盛り沢山で、家族の休日のお出かけにピッタリの施設です。
伏見駅北側エリアを散策
でんきの科学館から伏見駅までは徒歩2分ほどで戻って来られます。ここから北側のエリアで気になるところに向かいましょう。
伏見駅から北へ徒歩3分ほどの場所にあるのが「下園公園」です。遊具は無く、噴水や休憩所、そして喫煙所があるので、仕事の合間の休憩にピッタリな公園ですね。休日でしたがサラリーマンが休んでいる姿も見られました。少し広い広場もあり、ジャグリングを練習している人の姿も。近くに住む人だけでなく、近くの職場で働く人にとっての憩いの場となっている公園です。
下園公園の隣には「ランプライトブックカフェ」があります。こちらは本を読みながらカフェを楽しんだり、宿泊ができる施設です。なんと24時間営業!カフェでは片手で食べられるハンバーガーが販売されているので、本を読みながら食事ができるスタイルなのも魅力。宿泊の方はお部屋に本を持ち込んで読むことも可能。好きなだけ好きな本を読める、そんなカフェ&ホテルです。
ランプライトブックカフェからは徒歩4分ほどで伏見駅に戻れます。
飲食店充実のオフィス街。芸術・科学にも親しみやすい環境。
今回は名古屋の伏見駅周辺のおすすめスポット街歩きをお届けしました。伏見駅は、名古屋駅まで電車で3分。お買い物や遊びの中心地になる栄駅までは電車で2分で到着です。自転車や歩きでも行ける距離です。飲食店が充実しているオフィス街ですが、芸術や科学の街でもあります。仕事だけでなく、遊べるスポットも充実しているので、家族や友人と1日中楽しく過ごせる街です。また、名古屋で2番目に歴史あるディープな地下街もあるのも魅力。
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