女性にマンスリーマンションは危ない?選ぶ時、まず知るべき3つのポイント!

初めて一人暮らしが決まり、これから始まる新生活に向けてワクワクする反面、女性だからこその不安を抱えている方も多いことでしょう。どのエリアが暮らしやすいのか、お部屋選びのポイントなどがわからず、困っていませんか?賃貸物件の情報サイトで検索しようにも、一人暮らしが初めての方なら、何を条件に探せば良いのか途方にくれますよね。

今回は、女性がマンスリーマンションを選ぶときの大切なポイントをご紹介します。安心して暮らせるお部屋探しの参考にしてくださいね。今抱えている不安を少しでも解消して、充実した日々を送りましょう。

女性が暮らしやすいお部屋の選び方とは?

まずは、女性が暮らしやすいお部屋の選び方を3つのポイントに絞ってご紹介します。ここでご紹介するポイントの中から、「特に重視したい」と思うものをピックアップしましょう。選んだものを条件にすると、お部屋探しがスムーズにできますよ。

ポイント①セキュリティ対策の充実度

女性の一人暮らしですから、セキュリティ対策の充実度は外せません。安心して暮らせるお部屋を選びましょう。物件によってさまざまなセキュリティ対策があります。

マンションの共用部分を見てみましょう。エントランスがオートロック式なら、住民以外が無断で建物に入ることがありません。また、防犯カメラがエントランスやエレベーター内に設置されている物件なら、犯罪の抑止力やトラブル回避に役立ちます。

各お部屋のセキュリティ対策も重要です。モニター付きインターフォンのあるお部屋がおすすめ。もしモニターがなければ、訪問者が来たとき、確認のためにドアを開ける必要があるでしょう。「不審者が宅配業者を装い部屋を訪問する」というニュースを見かけたことはないでしょうか?モニター付きインターフォンがあると、ドアを開けずに訪問者を確認できますね。他にも、お部屋の鍵にも着目してみましょう。防犯性能の高い鍵も安心感を高めるポイントです。耐ピッキング性能が高く複製不能の鍵が付いたお部屋は、女性でも安心して暮らせますよ。

ポイント②間取り・設備

ホテルに宿泊とは異なり、一定期間そのお部屋で暮らしますよね。そのため、お部屋の間取りや設備の使い勝手も忘れずにチェックしましょう。

たとえばワンルームマンションでありがちな、トイレとお風呂、洗面台が一緒になった間取り。ゆっくり湯船に浸かりたいときや、友人が泊まりに来たときなどには、使い勝手に不満を抱く可能性があります。

また、トイレ・お風呂と一緒になった洗面台は、狭いのが難点。ヘアセット用品やメイクグッズなどを置いたり収納したりするスペースが、洗面台の周囲にはありません。使うときに毎回持ち込む必要があるでしょう。パッと使いたいときに使えないのは、不便ですよね。トイレとお風呂が別、独立洗面台を取り入れた間取りが暮らしやすいでしょう。

自炊をよくするなら、キッチンもチェックしてくださいね。備え付けられたものが1口コンロでは、料理の作業効率に影響が出ます。2口コンロタイプが、料理がしやすいのでおすすめです。

ポイント③周辺環境

選んだお部屋が暮らしやすいかだけでなく、周辺環境もしっかり見ておきましょう。最寄り駅までの所要時間はどれくらいでしょうか?どんなにステキな間取りだとしても、駅から徒歩30分もかかるようでは、暮らしにくいお部屋に。また、夜間に30分も女性が一人で歩くのは危険です。駅から数分の距離なら、犯罪に巻き込まれる可能性が低く、安心して暮らせるでしょう。

駅からお部屋までの道のりの様子もチェックしてください。昼間は人通りがあっても、夜は雰囲気が異なる場合もあります。「夜間になると、まったく人が通らず街頭のない真っ暗な道だった」なんてこともあるでしょう。夜でもある程度の人通りがあり、明るい道を通って帰れるお部屋であるかを確認してくださいね。

スーパーやコンビニが徒歩圏内にあることも一人暮らしでは、大切です。自炊のための買い物や惣菜を食べたいときなど、すぐにお店に行ける便利さがポイント。駅からお部屋までの途中にあれば、学校や仕事帰りに立ち寄れますね。

マンスリーマンションを選ぶ際の注意点とは?

一般的な賃貸物件をイメージして、マンスリーマンションでお部屋を探すと、異なる点に戸惑いを感じるかもしれません。ここではマンスリーマンションでお部屋探しをする際の注意点を4つご紹介します。違いを知り、ステキなお部屋を探すために役立ててくださいね。

清掃不足の会社が多い

マンスリーマンションの不満な点として「清掃不足」を指摘する方が多くいます。実は清掃が行き届いていない会社は、珍しくはありません。清掃不足を指摘されるのは、お部屋のチェック項目が業界で定まってない点に加え、マンスリーマンションの利用方法が影響していると考えられます。

マンスリーマンションの滞在期間は1~3ヶ月が中心ですが、1年以上の長期にわたって利用する方もいます。数カ月しか使っていないお部屋と長期間滞在したお部屋では、室内の汚れ具合に差が出るものです。

清掃のチェック項目が明確に決まっていなければ「掃除をした」という事実だけでOKする会社も少なからず存在します。お部屋の汚れ具合に応じて、しっかりと清掃してもらうためには「どのレベルまでキレイにするのか」のルールがポイントです。細かなところまで清掃が行き届いたきれいなお部屋に住むためには、クリーニング代にコストを惜しまない会社を選ぶのが良いでしょう。

内覧ができない

内覧をして実物を見ると、そのお部屋での暮らしがイメージしやすいですよね。設備のレイアウトや内装は、入居前には確認しておきたいと思うもの。しかしマンスリーマンションでは、内覧を希望しても断られる場合があります。通常の賃貸物件と違い、直前まで入居者がいることが多いのです。

ただし内覧ができないケースが多いからといって、諦めないでください。まず会社に問い合わせてみましょう。部屋が空いていれば、内覧を認めている会社もあります。同じ内装や間取りの物件の空き部屋で、住みやすさをチェックするのもアリです。ただし内覧できる空き部屋もないときもあります。そのような場合は物件情報に掲載されている写真や間取りをしっかり見て、内覧の代わりにしましょう。会社への問い合わせと物件情報の写真をうまく活用して、お部屋での暮らしをイメージしてください。

階数表記がないことが多い

通常の賃貸物件なら階数表記があるため、気になるお部屋が何階にあるのかは、すぐにわかります。しかしマンスリーマンションの場合、サイトを見るだけではお部屋の階数がわからないことも。マンスリーマンションのお部屋情報で、階数が明記されていないのはよくあるケースなのです。

しかし「これから住むお部屋が何階か?」と階数を気にする方も多いのではないでしょうか?とくに女性の一人暮らしでは、2階以上のお部屋が防犯対策に効果的だと言われています。2階以上のお部屋は、1階より外からの侵入リスクが大幅に軽減。また外を歩く人と目が合うこともありません。のぞきや盗撮の心配も少ないでしょう。

プライバシー確保のためには、お部屋の階数は大切です。住みたいお部屋に階数表記がなければ、会社に問い合わせてみましょう。多くの場合、お部屋の階数を教えてもらえますよ。

室内洗濯機置場がない物件もある

築年数が古い物件を多く取り扱う会社で部屋探しをすると、室内洗濯機置き場がないタイプばかりが見つかるときもあります。洗濯機置き場がベランダにあったり共用スペースにランドリーコーナーが設けられていたりなどの間取りが考えられるでしょう。

お部屋に洗濯機置場がない分、広く使えるメリットはあります。しかし外に洗濯機があると、寒い冬や暑い夏の時期の洗濯が苦痛になる可能性も。また洗濯物を外から見られてしまう恐れもあるでしょう。共用のランドリーコーナーは、他の住民と「譲り合い」がポイントになるため、好きなタイミングで使いにくいデメリットがあります。

室内洗濯機置場がある物件を見つけるには、築浅のお部屋の中から探すのがコツです。お部屋をを絞り込むにしても、検索条件に「室内洗濯機置き場」がなく、サイトからだと分かりづらいかもしれません。お部屋の詳しい条件を知りたいときは、会社に思い切って問い合わせてみましょう。

事前確認で聞いておきたいポイントとは?

マンスリーマンションは、賃貸物件と異なる点がいくつもあります。そのため、思い込みで契約してしまうと「そんなつもりはなかったのに」と不満が出てしまいます。最後に、事前確認で会社に聞いておきたいポイントを4つご紹介します。

家具家電などの設置済み設備

マンスリーマンションは、家具家電付きだから少ない荷物で入居できるのがメリットです。しかし、備え付けの家具家電はどれも一律ではありません。一つの会社で取り扱う物件でも、付いている家具家電が異なる点を念頭に置いておきましょう。寝具類がなかったり、くつろげるソファ付きだったりと、それぞれのお部屋に特徴があります。

パソコンにスマートフォンと、インターネットを使う機会が多いからこそ、通信環境も重要ですよね。「ネットあり」の表記があっても、高速の光インターネットが無料で使い放題のお部屋と、モバイルWi-fiなど容量制限があり、満足でないネット環境のお部屋がある点などに注意してくださいね。

総支払額

マンスリーマンションの利用料金は、細かく分かれていることが多く戸惑うかもしれません。たとえば、賃料・管理費・清掃費・基本オプションなどがありますが、会社によって名称が異なります。総支払額をチェックしたときに、料金体系のわかりやすい会社を選ぶのがポイントです。

「定額」と言われているものは、上限の有無を確認しましょう。水道光熱費は賃料に含むとされていても、使用できる上限額が定められている場合があります。また、住みたいお部屋に住むとどれくらいかかるのか、全額料金の見積もりを必ず取ってください。

支払い方法

総支払額についての項目で、見積もりを取ることをオススメしました。実は、これはマンスリーマンションの利用料金支払いのシステムが大きく影響しているためです。毎月家賃を支払う賃貸とは異なり、マンスリーマンションは全額前払いを採用している会社が多く見受けられます。

ほんの3カ月だけだとしても、入居するとそれなりの金額です。1年契約なら100万円を超えることもあるでしょう。金銭的に余裕がないときは、分割払いや後払いに対応している会社を利用するのがおすすめですよ。

再契約のルール

お部屋の契約期間を延長する際のルールもしっかり確認しましょう。マンスリーマンションでは、事前にどれくらいの期間住むのかを決めて入居しますよね。申し込んだ期間を終えたあとも住み続けるには、延長(再契約)が必要です。しかし、そのままお部屋に住み続けたいと思っても、断られてしまうことがあります。そのお部屋に、次の予約が入っていたら断られる可能性も高いのです。

マンスリーマンションでの生活を続けたい場合は、会社に相談をしてみましょう。別の部屋に住み替えできるパターンがあります。契約延長が必要だとわかった時点で早めの相談をおこなうと、手続きがスムーズに進められますよ。

まとめ

女性が住むマンスリーマンションは、3つのポイントからお部屋探しをしましょう。安心安全な暮らしをするためにはセキュリティ対策の充実度はとても重要です。また、お部屋での過ごしやすさもチェックしましょう。自分にとって使い勝手が良いと思う物件を選んでくださいね。駅までの距離や夜間の明るさなどの周辺環境も忘れずに見ておきましょう。

マンスリーマンションは、内覧ができないことがあったり一度に支払う金額が多かったりなど、通常の賃貸とは異なる点がいくつもあります。疑問や不安は、会社に思い切って問い合わせてみましょう。明確な回答が得られたり解決策を提案してもらえたりなど、問い合わせるメリットはあります。

生活に必要な家具家電がそろったマンスリーマンションは、身軽な引っ越しで入居できるのが魅力。気に入った街で新生活をスタートするのに、マンスリーマンションを選んでみませんか?

この記事を書いた人

澤田なつ/Webライター

2016年2月までCADオペレーターとして自動車部品の図面作成をしていました。2019年からフリーランスのWebライターとして活動しています。
執筆するときは「読者が知りたいことに寄り添える内容になっているか?」を意識しています。資格は、2級ファイナンシャル・プランニング技能士と簿記3級、図書館司書を持っています。
小学生の娘が2人います。趣味は裁縫で、娘たちが好きなアニメのコスプレ衣装を作ることが好きです。
着付け師範の資格を2012年に取得しており、講師経験もあります。最近では着付けの様子を動画で撮って、Instagramに投稿することにはまっています。